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人のせいにする人の心理とは? 特徴とケース別対処法

織田隼人(心理コーディネーター)

篠崎夏美

人のせいにする人の対処法と上手な付き合い方

人のせいにする人と付き合わなければならないときは、どんな対処や付き合い方をすればよいのでしょうか。自分のせいにされた場合と、近しい人が「人のせいにする」人の場合についてご説明します。

自分のせいにされた場合

エビデンス(証拠)を突きつける

人のせいにする人と一緒に仕事をしたり、プロジェクトを組む場合には、マメに議事録をとったり、発言を残したり、資料を積み重ねてエビデンス(証拠)を作っていく必要があります。いざという時にはエビデンスで「○月○日にこの発言がありました」と見せて自分に責任を押しつけられるのを避けるようにしましょう。しっかりと相手に責任があることを突きつけなければ、相手からどんどん責任を押しつけられてしまいます。

周りを巻き込んでおく

人のせいにする人は噂をばらまいたりすることもあるので、自分の周りの人とこまめに情報共有をしておきましょう。普段から味方をつけておくことが大切です。味方となってもらうのは同僚だけではなく、上司も必要です。人のせいにする上司の場合には、その人より役職がもうひとつ上の上司と情報共有をしておきましょう。

深く関わらず、距離を置くようにする

人のせいにする人と親密にやりとりをすると、どんどん面倒ごとが増えていきます。失敗を押しつけられたり、面倒な仕事を押しつけられたりしやすくなるケースもあります。ですので、人のせいにする人とは徐々に距離を取ることも必要でしょう。あまりにひどい場合には転職なども考えたほうがいいかもしれません。人間関係をバッサリと切ることが必要なときもあると思います。普段から逃げ道をしっかりと準備しておきましょう。

彼氏や親など近しい人が「人のせいにする」人の場合

距離を置くことができないか考える

身近な人が人のせいにする人の場合であっても、距離が置けないかどうかを考えましょう。恋人の場合には別れた方がいいかもしれません。親族の場合には別居についても考えましょう。別居が無理でも、仕事などを言い訳にして上手く距離を置くことを考えたほうがいいかもしれません。とにかく距離を置くことが、心の平穏に繋がります。

相手の言葉にあまり耳を貸さないようにする

相手の言葉を真に受けすぎず、スルーするスキルを身につけることも有効な手段。たとえばセミが鳴いていても、人はそれほど気にならないもの。相手が人間だから気になっているだけなのです。相手のことをセミのようなものだと思って、話をあまり真剣に聞かないようにしてください。スルーするスキルを身につけて心の距離を取っていきましょう。

自分の情報を相手に伝えないようにする

人のせいにする人と親密に関わる人ほど、その被害を受けやすいもの。人間関係の深さというのは付き合いの長さ、付き合いの量、そして情報の密度によって変化します。付き合いの長さや付き合いの量が変えられない場合には、情報の密度を下げる必要があります。相手に対して自分の情報をあまり伝えないようにすると、相手はこちらのことを上手く扱えないようになるはず。情報を与えるということは隙を見せることに繋がりますので、隙を見せないためにも自分の情報を伝えないようにしましょう。

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