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髪の毛の悩み! 「アホ毛」ができる原因と対処法

齊藤あき(美容師・毛髪診断士・美養研究家)

中田ボンベ@dcp

アホ毛の対処法と予防法

アホ毛が気になったり、増えたりした場合は、どのように対処すればいいのでしょうか? 「アホ毛の対処法や予防法」を教えてもらいました。

アホ毛を見つけたときの対処法

アホ毛を根本から解決したい場合は、以下のことを試してみるといいでしょう。

(1)頭皮や髪に潤いを与える

頭皮や髪が乾燥するとアホ毛が立ちやすくなりますので、保湿ケアが重要になります。肌と頭皮はつながっていますので、肌が乾燥気味の人は頭皮も乾燥しやすい傾向にあります。シャンプー剤は洗浄力の強いものは避け、刺激の少ないアミノ酸系シャンプーを使用しましょう。また、頭皮用の保湿ローションなどで潤いを与えると、髪がしっとりして落ち着きやすくなります。髪の毛はトリートメントやコンディショナーで小まめに保湿することが大切です。

(2)頭皮の毛穴づまりを解消する

頭皮の毛穴づまりも毛根を押しつぶし、アホ毛が立ちやすくなる原因。ですから、皮脂や汚れを取り除くオイルケアをしてみましょう。シャンプー前の乾いた頭皮に植物油や頭皮用オイルをなじませることで、毛穴の皮脂や汚れが落ちやすくなります。また、同時に頭皮マッサージをして血行を促進させ、髪に栄養が届きやすくするのもオススメ。こうしたケアをすることで、しっかりとした髪が生えやすくなり、アホ毛対策になるのです。

(3)髪を傷めない小まめなケア

アホ毛が出やすいのは、髪が傷んでハリやコシがない証拠なので、髪を傷めないように常に心がけることが大切です。カラーリングやパーマをしている人は、特に傷みやすいので、トリートメントはもちろん、日中も「アウトバストリートメント」で髪を保湿・保護するようにしましょう。髪表面のキューティクルを整えることで、髪にハリやコシが出てアホ毛が立ちにくくなります。紫外線が多い季節も髪が傷みやすいため、UVケアスプレーなどで髪や頭皮を保護することも大切です。

アホ毛の応急処置

アホ毛を応急処置したい場合は、以下のような方法がオススメです。

(1)ワックスやスプレーで抑える

今出ているアホ毛をなんとかしたい場合は、ワックスやスプレーを使ってみましょう。ワックスは手のひらで伸ばしてから、アホ毛が気になる部分を押さえるようにしてなじませます。それでもアホ毛が気になるときは、セット用のスプレーを目の細かいコームに吹きかけてから、アホ毛を寝かすようにとかしましょう。

(2)ブローは根元からしっかり押さえるように乾かす

髪は濡れた状態だとくせがつきやすいです。アホ毛が気になる箇所は、ブローの際に根元を手で押さえながら乾かすようにすると、アホ毛が収まりやすくなります。また、分け目をアホ毛が出やすい部分と逆に変えると、髪の重みで目立たなくなることもあります。

もう悩まなくてすむ!? アホ毛の予防対策

アホ毛が立たないようにするには、髪の土台である頭皮を改善することが大切です。頭皮が不健康だと髪が細くパサつきやすくなり、アホ毛もできやすくなります。頭皮環境を整え、ハリ・コシのある髪を育むためにも、まずは頭皮の血行促進を意識すべき。頭皮マッサージを行うなどして血行を促し、頭皮や髪に栄養を届けるようにしましょう。育毛剤を使って髪に栄養を与えるのもいいでしょう。

また、髪にうねりが出やすい人は、頭皮をしっかり洗って毛穴につまった皮脂や汚れを落とすことが重要。ただし、洗浄力の強いシャンプー剤の使用は、皮脂を取りすぎてしまい、乾燥や皮脂づまりの原因になるので注意が必要です。髪を傷めないようにトリートメントや紫外線ケアもこまめに行いましょう。

ほかにも、体の内側からのケアも大切です。食事や睡眠は髪の毛に大きく影響します。揚げ物など油分が多い食事、ケーキやお菓子など砂糖たっぷりの食べ物は、血液の質を悪くします。血液の質が悪くなると、健康な髪が育たず切れやすくなったり、毛穴に皮脂がつまりやすくなります。睡眠不足も髪に栄養が届かず、皮脂が過剰になる原因。アホ毛に悩んでいる人は、食事や睡眠など生活習慣も見直すべきですね。

次ページ:アホ毛のメカニズムを知って適切な対策を施そう

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