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26歳で社長になった私を守ってくれた頑丈リュック #私たちのしごとバッグ

「もうすぐ新しい会社に入るんだけど、次の会社に入ってもこのリュックでいくんだ」

体が隠れてしまうほどの大きなリュックをどさっと机の上に置いて笑っている彼女が、社長だったと知ったら驚く人も少なくないだろう。過去形なのは、その仕事をやめて、今まさに次の仕事への準備期間にいるからだ。

お話してくれたのは、星希依子(ほし きえこ)さん。ロモグラフィージャパンの代表を務め、つい先日卒業したばかりだ。

「社長になったのは26歳のとき。当時の社長と面接したときに、(彼が)半年で辞めると言われたの。半年後にあなたが社長になるということだから、それを考えて会社を受けるかどうか決めてって。不安もあったけど、今しかできないことだし、自分が心から好きなブランドってなかなかない。やらなかったら絶対後悔すると思ったからやってみたんだ」

社長時代の彼女を支えてきたリュックは、CHROMEというブランドのURBAN EX ROLLTOP18。軽いし使いやすいところが気に入っている。

持ち上げてみると、一瞬「えっ」と戸惑うほど重いこのリュック。中には何が入っているのだろう。

「まずこれが一番大事」
手帳は、MARKSのEDITシリーズ。毎年色を変えていて、去年はピンク、今年は白。仕事を変えて新しいことをはじめる彼女にぴったりの色だ。

「もちろんこれは入ってる」
自らが代表を務めたブランドの代表的なカメラ、LC-A+。彼女はいつもこのカメラを持っていて、相棒のような存在。

「メガネは彼がパリで働いていたときに蚤の市で買ってくれた、ヴィンテージのフレームにレンズを入れたの」

驚いたのは、インターネットを使いこなして仕事をしてきた彼女が、紙の雑誌を持ち歩いていたこと。

「画面を見るの、あんまり好きじゃなくて。タブレットで情報収集するくらいだったら紙の雑誌を読んだほうが楽なの。『WIRED』のアイデンティティ特集読んだ? すごくおもしろいよ」

アナログのよさを知っているのは、フィルムカメラやアナログレンズといった彼女が手がけてきた商品の影響もあるのだろう。

持ち物に少しずつ、健康管理グッズが入っているのが気になる。

「殺菌ができるウエットティッシュと空気中のウィルスをやっつけてくれるウィルステラ。これ最強だと思ってる」

ちょっと気にしすぎじゃない? と思わず言ったら、持ち前のプロ意識が顔をのぞかせた。

「仕事で大変なことって、たくさんあるじゃない。その上風邪をひいたらもう大変だから、なるべく警戒してるの。手をいっぱい洗うと乾燥するから、ちゃんとハンドクリームも持ってるよ」

さすがの一言だった。社長になってから風邪をひける暇もないほど、ずーっとがんばってきたんだということを、このリュックはよく知っているみたいだ。

「このリュックは私のプロテクターみたいなもの」

雨に濡れても、ものすごい量の仕事道具を詰め込んでもびくともせず、ハードワークを支えてきたプロテクター。

「たくさん荷物運んでくれるだけじゃなくて、冬はあったかいしね」

と、肩をすくめ、頼りになる彼みたいにリュックを引き寄せる。次の職場でも絶好調で仕事してほしい。このリュックがついていれば、大丈夫そうだ。

(文・写真/出川 光)

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