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皮膚科医に聞く! 美白になるにはどうすればいいの?

宇井千穂

伊藤康江

肌が黒くなる原因って?

紫外線対策はしているつもりなのに、うっかり日焼けで肌が黒くなったり、もともと色黒という人もいますよね。肌が黒くなる原因は何なのか、宇井先生にうかがいました。

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生まれつき色黒なのはなぜ?

皮膚の色を決定するのは、メラニン色素やヘモグロビン、ヘモジデリンの量と分布が影響しています。その中でも、メラニン色素が肌の黒さを決めるのに重要な役割を担っています。

メラニンには、黒色メラニンであるユーラメラニンと橙赤色メラニンであるフェオメラニンの2種類があり、それぞれの量によって肌の色が決まります。生まれつき色黒という方は、黒色メラニンの量が多いためです。

日焼けのメカニズム

紫外線を浴びると、表皮の一番奥にある基底膜付近に点在するメラノサイトという細胞がメラニン色素を作り、表皮へと送り出します。このメラニン色素が多く作られれば作られるほど、肌の色は黒くなります。これが日焼けのメカニズムです。

紫外線は表皮細胞のDNAにダメージを与えます。その有害な紫外線からお肌を守る大切な役割を、メラニン色素が担っているのです。

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