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「若者の恋愛離れ」って本当なの? ~恋愛マーケッターが原因と問題点を解説~

ファナティック

トイアンナ

恋愛マーケッターが解説! 恋愛離れの原因と問題点

これまでの調査で、若者が恋愛に対して消極的だったり、面倒くささを感じたりしている現状が浮き彫りとなりました。しかし、若者の恋愛離れは、本当に起こっていると言えるのでしょうか? もしそうなら若者が恋愛離れをする原因とは? 今回は、恋愛マーケッターのトイアンナさんに「若者の恋愛離れの原因と問題点」について解説してもらいました。

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若者の恋愛離れって本当? 恋愛離れの原因とは

若者の恋愛離れは本当です。2015年に独身を対象にした調査で「交際している異性はいない」と回答した方が5年前と比較して男性で8.4%、女性は9.6%増えました(※3)。その一方で未婚率は劇的に改善しているというデータもあります(※4)。つまり「結婚できる人」と「結婚したくても恋愛すらできず苦しんでいる人」のギャップが大きくなっていると推察されます。

こうして見るとあたかも「恋愛する気がない独身が増えている」ように見えますが、男女ともに年収が高い人ほど恋人がほしいと答えています。若者で恋愛できない、したくないと答えている人はお金がないだけかもしれません(※5)。結婚まで考える恋愛ならなおさら「安定収入がない自分には恋愛する余裕や資格がない」と考えてしまう。これらが恋愛離れの背景でしょう。

恋愛離れで生じる問題は?

今の20~30代は、不景気の影響を物心ついたころから被った世代です。ですから親世代の豊かな暮らしにあこがれを抱く一方で「それほど稼いでいない自分には結婚する資格がない」と自ら烙印を押しています。さらに恋愛結婚ありきの世代なので、「婚活を通じて結婚するのは売れ残り」と思って踏み出せないのが現状です。

けれども恋愛と結婚はそもそも別モノ。まずは「将来結婚してもしなくてもいい」リラックスした恋愛の機会を増やしてもいいと思います。また、結婚することで年収300万同士のカップルが世帯所得600万になれるから……と生活のために婚活してもいい。恋愛も結婚もする資格がない、と自分を切り捨ててしまう前に「自分が肩の力を抜いて楽になるためにどちらがいいか」という目線が生まれるといいですね。

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