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草食化なんてウソ!? 「交際経験」がある新成人は●%

株式会社オーネットが、2017年1月に成人式を迎える全国の独身男女600名を対象に、恋愛・結婚意識について調査を実施し、結果を発表しました。詳しく見てみましょう。

交際経験がある新成人の割合

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これまでに異性との交際経験があるかを聞いたところ、男性の54.3%、女性の63.7%が交際経験ありと回答。さらに片思いも含めた恋愛経験となると、新成人全体の81.3%が経験ありと回答! 実はみなさん、恋愛にドキドキした経験をお持ちなんですね。

現在交際相手がいる新成人の割合

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草食化や恋愛に消極的とばかり言われる若者世代ですが、「現在交際相手がいる」と答えた新成人は、2012年以降、増加傾向にあり、特に今回の調査では2008年以来の高水準である30.7%となりました。今年はアベノミクスでの景気回復、『君の名は。』などに代表される恋愛コンテンツの流行など、さまざまな要因が若者の恋愛への意欲を高めたとも思われます。

1996年は2人に1人だった「交際相手がいる」割合は、その後急速に下降をたどり、草食化はそこから2004年の34.1%を経て、リーマンショックが起きた2008年の29.2%、さらに2011年の新成人では23.0%にまで減少しました。しかし2011年3月の東北大震災をきっかけに、人とのつながりや絆を求める気持ちが高まったこともあり、2012年からは増加傾向となっています。

「交際相手がほしい」という新成人の割合

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昨年と比較し、大きな変化が見られたのがこちらの質問です。交際相手がいないと答えた方に「交際相手をほしいと思いますか」と質問したところ、なんと男女ともに昨年と比べて10%以上増加しています。2000年には90%、ほぼ誰もが「交際相手がほしい」と答えていましたが、年を追うごとにその割合は減少。2013以降、「交際相手がほしい」という回答は交際相手のいない新成人の3分の2を割り込み、2015年には過去最低の62.6%まで減少してしまいました。ところが、昨年2016年より割合は増加に転じ、今年は2007年以来の高水準である74.7%にまで上昇しています。景気が回復し、「交際相手がいる」若者が増加。カップルが身近に多く誕生していることから、「自分も彼らのように幸せになりたい」と思うのかもしれません。

まとめ

楽天オーネットでは、新成人の恋愛・結婚意識調査を1996年より実施してきました。20年前には新成人の半数には交際相手がいるという状況でしたが、その割合は年々下降しており、近年では交際相手がいるのは30%となっています。その結果だけをみると、20年前とくらべて草食化・恋愛離れが進んでいることは否めません。しかし、明るい兆しが見え始めていることもまた事実。アベノミクスで景気が上向きになり始め、目の前の就職の見通しもよくなり、漠然とではありますが未来への希望を持つことができ不安感が薄まったことで、恋をしたい・結婚をしたいなどの感情を後押しする結果につながったのかもしれません。また、今年最大のヒット作となった映画『君の名は。』をはじめとするさまざまな恋愛コンテンツの登場が、恋愛に対するあこがれを後押ししたと言えるのではないでしょうか。未婚化、晩婚化、それにともなう少子化は深刻な社会問題となっていますが、若年層が早期に結婚し家族を持つことは、その改善へとつながります。今回の調査結果は、結婚すること、家族を持つことに意欲のある若者がまだまだ大多数であることを示しています。

■調査概要

■調査名:楽天オーネット『2017年新成人の恋愛・結婚意識調査』
■調査地域:全国
■調査対象:1996年(平成8年)4月2日から1997年(平成9年)4月1日生まれまでの、2017年に新成人を迎える600人(男性300人、女性300人)
■調査方法:インターネットを利用したクローズ調査
■調査期間:2016年12月1日(木)~12月5日(月)
■調査主体:株式会社オーネット
■サンプル数:600人

※表記の無い場合の単位は%です。調査結果の数値は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計で100%にならないことがあります。

(マイナビウーマン編集部)

※この記事は2017年01月09日に公開されたものです

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