甲斐性の意味とは? 甲斐性がない男性の特徴と見極め方
甲斐性とは気力や根性・頼りがいなどを意味する言葉であり、「甲斐性なし」といったように使われることもあります。甲斐性がない・ある人にはどんな特徴が見られるのでしょうか? 「甲斐性」という言葉の意味と語源・使い方から性格的な特徴まで紹介します。
甲斐性という言葉を聞いて、どんなイメージを抱くでしょうか。
よく「私のパートナーは甲斐性がなくて……」などとマイナスな意味合いで使われがちですが、本来はどんな意味を持っているの?
今回は、甲斐性とは何かということや甲斐性がない人の特徴を解説します。また、記事の後半では、女性たちに「甲斐性がある人がしないこと」をアンケート調査してみました。
そもそも甲斐性とは?
あなたは、甲斐性とは何かを説明できますか? まずは意味をおさらいしていきましょう。
「甲斐性」の意味
甲斐性と書いて、読み方は「かいしょう」。辞書で甲斐性の意味を引くと、次のように紹介されています。
かいしょう【甲斐性】
積極的に仕事をしようとする気力。『新明解国語辞典』(三省堂)
甲斐性とは、仕事に対する意欲のこと。そこから派生して、生計を立てる力という意味合いで、男性に対して使われることが多い言葉です。
また、広く根性や頼りがいなどを指すこと場合もあるでしょう。
「甲斐性」の語源
甲斐性という言葉の語源は、明らかになっていません。
いくつかある説としては、「働きがい」「やりがい」などに含まれる「甲斐」という、努力の効果や値打ちを意味する言葉からきているというものが1つ。
もう1つは、現在の山梨県にあたる「甲斐の国」に関連しているという説などがあります。
「甲斐性」の使い方
使い方としては、「ある」「ない」の動詞を続けることが多く、
・甲斐性がある⇒稼ぎがいい、頼りがいがある
・甲斐性がない⇒稼ぎが悪い、頼りがいがない
といったニュアンスで伝わります。
甲斐性がない男性の特徴
よく「甲斐性がない人」と表現されることがありますが、具体的にどんな様子を指す言葉なのでしょうか。ここからは、その特徴を解説します。
(1)経済力がない
生計を立てられるほどの経済力がない場合、「甲斐性がない」と表現されることがあるでしょう。ポイントは、仕方のない事情があるわけでもなく、単純に働く気力がないこと。
仕事を頑張ることを避けているくせに、「満足できるほどの収入が得られない」と漏らすのは、甲斐性がないと言われてもしようがないかもしれません。
(2)貯金がない
経済力がないだけでなく、貯金が苦手な人も甲斐性がないと言えそう。いざという時に使えるお金がない状態は、不安なもの。
いくら稼ぎがあっても、それを全部使い切ってしまっている状態では、安心して生計を立てていけるとは言い難いかもしれません。
(3)すぐに仕事をやめたがる
特にやりたいことや事情があるわけではなく、「嫌だから」という理由で仕事を簡単にやめてしまう人も当てはまりそうです。
誰しも、嫌だと思いながらも、自分の生活や大切な人のために仕事を頑張っています。気に入らないことがあったくらいで投げ出してしまうようでは、頼りがいがないと思われてしまうでしょう。
(4)口だけで行動に移さない
口では大きなことを言うものの、実際の行動には移さない人も、頼りがいという意味で甲斐性があるとは言えなさそうです。
どんなに偉そうなことを言っても、大事なのは「実際に何をしたか」です。
(5)生活がだらしない
生活のだらしなさはさまざまなことへ影響します。不規則な生活では、そもそも仕事に取り組む気力がわかないものです。
生活をしっかりと成り立たせる意思が伝わらない態度では、周囲も不安になってしまうもの。こうしたスタンスも、甲斐性がない人の特徴の1つでしょう。
▶次のページでは「甲斐性がある男性の見極めポイント」を解説します。