【ダメ男バスターズ】stage9:マウンティング男子
「ダメな人ばかり好きになってしまう」「ダメだとわかっていても別れられない」とダメ男からなかなか離れることができずに悶々としている読者もいるのでは? そこで、ブログやtwitterで人気のDJあおいさんがウーマン読者に恋のアドバイス。イラストレーターのつぼゆりさんとともに「ダメ男」から脱出する“お知恵”を授けます。
ブログ「DJあおいのお手をはいしゃく」やtwitterで突き刺さりまくる恋愛アドバイスをつづり、迷える女子を日々救っている“謎の主婦”・DJあおいさんが「マイナビウーマン」についに“ご降臨”。前回の連載「狙った男の落とし方」に引き続き、今回はイラストレーターのつぼゆりさんとともに「ダメ男をバスターする(追い払う)」お知恵を授けます。9回目のテーマは“マウンティング男子”です。
DJあおい(以下、「あ」)「人を見下すときってどんなとき??」
ツボユリ(以下、「ツ」)「相手が自分より、まわりが見えてないときですかね」
あ「人間って小さいよね」
ツ「あおいさんはどんなときですか??」
あ「そうだなぁ……ほらブロガーって孤独だから……」
ツ「ああ……そういう状況にあまりならないかぁ」
あ「見下すものかぁ……そうだなぁ……コーヒーかな」
ツ「確かに見上げませんね……」
あ「あと……キーボードかな……」
ツ「はい……」
あ「でもコーヒーにもキーボードにもお世話になってるから」
ツ「はい」
あ「見下せないかな……」
ツ「はい……」
〜今回のダメ男様〜
■マウンティング男子
生態:SNSの集まり
得技:努力
弱点:上司
好物:モデル/美人
攻略法
人を見下してきたことが原動力になっている
あ「このタイプはプライドが高くて、努力型なんだよね」
ツ「お、なかなかデキる男っぽいですね」
あ「普通に見たらデキる男なんだけどね」
ツ「売上とかトップ走ってそう」
あ「しかし原動力が“人を見下すこと”なんだよ」
ツ「人を見下す……??」
あ「うん。“ああはなりたくない!!”って思って火がつくの」
ツ「なんかやだなその原動力」
あ「しかも、努力をしない人に厳しい」
ツ「熱血タイプって感じですかね」
あ「よく言えばそうだね。でも基本人の話は聞かないから。会話でも、ただ自分のことだけを一方的に話しているだけなんだよ」
ツ「ああ~、空気読めないパターンですね」
あ「努力家でまっすぐなぶん、世間知らず」
ツ「世間知らずかぁ」
あ「だから上からの評価は低い。でも承認欲求が強いから、他人を見て“ああはなりたくない!!”ってまたひとりで暴走するんだよ」
ツ「あんまり部下にしたくないですね。このタイプ」
あ「上司でも嫌だよ」
ツ「本当ですね。彼はどこのポジションだといいんだろう……」
あ「チッ!! こんなのもできねーのかよ!! 貸せ!!」
ツ「マウンティング先輩!!」
あ「ここに切れ込みを入れて……中心にむけてこう切るんだよ!!」
ツ「すごい……早い!!」
あ「伊達にやってきてねぇよ」
ツ「こんなに早くバスケットボールってむけるんですね……」
あ「なんの職業になったんだよ」
好みのタイプは美人で○○のない人
あ「そしてこの男のターゲットは中身のない女」
ツ「中身のない……それは見下したいからですか??」
あ「ちょっとちがうね。あと、美人じゃないと意味がない」
ツ「う~ん。外見だけを重視してると……??」
あ「そう。自分の持ち物っていうかステータスとして考えてるの」
ツ「なるほど。でもなんで中身のない女がいいんですか??」
あ「余計な詮索してこないしね」
ツ「ほぉ……恋愛って難しいですね」
あ「しかも独りよがりなセックスをするよ」
ツ「すごい嫌なタイプじゃないですか……女性側は嫌になんないのかな」
あ「『彼っていつもすごくがんばってる!!』って思っちゃうんだよ」
ツ「ピュアピュアか」
あ「マウンティングされてるって気がつかないんだよね」
ツ「それはそれで幸せですけど……」
あ「そうだねぇ。自分が中身のない美女だと思う人は、こういうタイプとは相性がいいのかもしれないけどねぇ」
ツ「えっ……」
あ「えっ……じゃないよ。あんた全然当てはまってないよ」
ツ「でも……」
あ「でも……じゃないよ。なんでそうやって名乗り出てくるの」
ツ「ちょっと自分のイメージをあげとこうと思いまして」
あ「その発言がもうピュアじゃないよね」
ツ「誘導うまいですよね、あおいさん」
あ「誘導してない」
ツ「あおいさんは、中身がなくなればオッケーですよ!!」
あ「オッケーじゃねぇよ、こんなダメ男ほしくないよ」
ツ「ほしくない……んですか!?」
あ「ツボユリにあげるよ」
ツ「明日ください。月曜の朝出しとくんで」
あ「ちゃんとゴミ出ししてえらいぞ」
DJあおいのダメ男に捕まらないお知恵
あ「このタイプは、さっきも言ったけど自分のステータスとして美人の女性を近くに置いておきたいだけなんだよ」
ツ「ダメ男っていうかクズ男ですね」
あ「だから、自分のことをキレイでしょってアピールしてる女性はひっかかりやすいんだよね」
ツ「そっか~」
あ「なので、もっと中身があるアピールをすればいいと思う」
ツ「自分を持ってますよアピールですね!!」
あ「そう。もし中身がなくても、中身があるアピールをすればいいと思う」
ツ「さらっと失礼ですね」
あ「ある程度ちゃんとしてたら寄ってこないよ」
ツ「そういうもんなんですかね」
あ「そうだよ」
ツ「でも嫌な話、このダメ男は根が努力家じゃないですか」
あ「うん」
ツ「めちゃくちゃ出世したとして、そのときはステータスとしてでも彼女だったら勝ち組なのでは??」
あ「いや、だから上司から好かれないんだってば」
ツ「ハッ」
あ「そう。いくら努力家でも、上司や部下から好かれない。やりたいことをやっているわけでもない。“あんなふうになりたくない”というネガティブな精神で日々を送っているやつに、そんなチャンス来ると思うか??」
ツ「ないな」
あ「だろう」
ツ「なんかスッキリしたからもう仕事する気なくなってきました」
あ「すぐスイッチ切れるよね」
ツ「あ、冷蔵庫にさっきむいたバスケットボールあるんで、好きなときに食べてくださいね」
あ「なんで冷やしてんだよ!! 捨てろ!!」
★次回は9月3日(土)の更新です。
(イラスト:つぼゆり)
※この記事は2016年08月27日に公開されたものです