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コラム デート・カップル

【妖怪女ウォッチ】File08: も・て・な・さ・れ女子

ぱぷりこ

「自分は普通の常識人」それは認知の歪みです! 私も妖怪、あなたも妖怪、みんな妖怪。分析妖怪ぱぷりこが、恋するアラサー女子の中に潜む「妖怪女」の特徴、思考回路、進化予想、お祓い方法を解説します。楽しくウォッチして、必要ならば供養しましょう。

分析妖怪ぱぷりこが、恋するアラサー女子の中に潜む「妖怪女」の特徴、思考回路、進化予想、お祓い方法を解説します。楽しくウォッチして、必要ならば供養しましょう。

滝川クリステルが「お・も・て・な・し」とプレゼンしたことを、覚えている人も多いのではないでしょうか? 今回登場の妖怪は「お・も・て・な・し」とは真逆の「も・て・な・さ・れ女子」です。

■「も・て・な・さ・れ女子」基本スペック

●分類群

キラキラ目 クリステル科

●特技

「一緒にいて楽しい人ならだれでもいいよ~紹介して~」

●生息地

大企業の事務職・秘書・アシスタント職
ブランドのPR職

●生息地における遭遇率

10%

●危険度

★★★☆☆

●特性

・チヤホヤされたことがある、そこそこにかわいい・美人
・身なりには気をつかうタイプで流行には敏感
・一緒に過ごす女友だちは多いが、異性の友人が少ない
・定期的に集まる・頻繁に連絡をとる女子グループがあり、女子会が好き
・飲み会・合コンなど出会いの場のチャンスは多い
・しかし恋人がいない歴は長い(年単位は当たり前)
・他人のことを話す時はスペック(年収・大学・顔)などをベースに話す
・営業事務・秘書、PRなど、社内外の人間に業務上「お願い」されることが多い
・なぜか男性を「批評」する側だと思っており、ナチュラルに男性を見下す

■詳しい生態

「も・て・な・さ・れ 女子」は女友だちとしてはそれほど厄介ではありません。むしろ積極的にイベントに誘ってくれ、飲み会に誘ってくれ、フットワークが軽く、社交的で一緒に遊ぶのに適しているタイプです。また、幹事なども積極的に引き受けてくれる子が多いです。当人たちも、女子が好きで、女子会・グループLINEでのコミュニケーションを好みます。いわゆる「女の子っぽいもの」が好き。だからマカロンも好き。

一見すると妖怪感が薄いように感じますが、彼女たちの面倒さは、彼女たちが「恋人候補」を探し出した瞬間に始まります。「誰かいい人いない?」と聞く彼女に「どんな人がいいの?」というと「一緒にいて楽しい人! 顔とかはあんまりこだわりないよー!」と返ってきます。ですが、その言葉を真に受けてはいけません。彼女たちか言う「一緒にいて楽しい人」とは、「話がうまくて、ノリがよく、盛り上げてくれて、自分を楽しませてくれて、コミュ力が高くて、息を吸うようにエスコートができて、自分がいいなと思える人」だからです。裏の意味が多すぎて察するのが困難です。

いつも女子に奉公している反動なのか、彼女たちは「男」には全てを与えてもらって当たり前だと考えています。楽しい時間、楽しい会話、素敵なレストラン、心躍るデート内容……これらは相手と協力して作り出すものではなく、提供されてしかるべきもの。与えてもらって当たり前、自分をもてなすのが当たり前。蛇口をひねれば水が出るくらい、彼女たちの中では常識です。これらは彼女たちの中では最低限なので、ひとつでも気に食わない部分があると、相手に故郷の村でも焼かれたの? とおののくくらい相手をとことん批判します。

合コンで知り合った縁も遠い男性ならまだしも、仲良く女子会をしている友だちの紹介で出会った男性の場合でも、その刃の切れ味は衰えません。たとえ無難に終わった会であっても、「彼なくない?」「顔とか無理なんだけどw」「全然盛り上げてくれないとかありえない~」「連れていかれた店これだよ!?」と思わず紹介者が「ごめん……」と謝るような激辛採点を繰り広げます。望むものを与えられない場合は代案などを出すこともなく、積極的に盛り上げるよう努力するわけでもなく、自分が好むコミュニケーションを取れない男性は「ないわー」で即終了。

自分好みのコミュニケーションでないと「コミュ力が低い」とバッサリの彼女たちが言う「面白い人」はどんな男性か? というと、遊び人です。考えれば当たり前ですが、相手を楽しませるだけの会話力や演出力を持ちスマートに振る舞える人間は、モテ男・遊び人・不倫おじさんに集約されていくのは世の理。そして、「人気商品」の彼らが彼女たちを選ぶかというと、これまた微妙。彼女たちが「いいな☆」と思い気合いを入れる男たちは、彼女たちの銭ゲバ根性を見抜いています。そのため、本命にしようとは考えず、遊ばれてポイ捨てされるのが関の山です。

しかし、残念ながら彼女たちは「遊ばれた」事実もきちんと認めません。なぜなら彼女たちにふさわしい人は「与えてくれる人」であると心から信じており、自分の目にかなった男こそ「自分にふさわしい」と考えるからです。そのため、ハタから見るとセフレ・不倫だったにも関わらず、「付き合っていた」「大切にされていた」などと事実歪曲した昔話のノロケ愚痴をえんえん聞かされることになり、平和だった女子会が一気にサバト化するのが様式美です。

■見つけ方

比較的華やかな女子の中には一定数いるので、その中で補助的立場の役職であることを念頭に探せば、見つけるのは簡単です。

一緒に女子会をしている間は平和でわかりにくいですが、見抜くコツはあります。まず、異性の好みを聞いてた時に「一緒にいて楽しい人」「コミュ力が高い人」と言い出したらグレー。さらに、男性を家電かなにかのようにスペックで評価すること、アシスタント的立ち位置の仕事にもかかわらず、自分たちより稼いでいる専門職や役職の高い男性に対しての批評・批判が非常に厳しいなどの特徴が出てきたらダウト。

また、異性の友人・同僚がいないといった特徴も大きくあります。学生時代・会社・飲み会と、出会う機会はあるのに、プライベートの付き合いのある男性がいないのは、彼女たちが男性を「異性」としてしか見ておらず、「人間」としてカウントしていない特徴を非常に強く表わしています。彼女たちはどこかで男性を見下しているので、自分が認めた「社会的立場・顔・振る舞いなどが彼女たちにとっての合格点の男」以外は全員自分たちよりバカで下だと思っており、そういった見下しからくる発言が見られるようならば間違いないでしょう。

■妖怪化を防ぐ方法

自分の「楽しい」が一体何なのか? をきちんと自覚すること。思考停止して、紋切型の「エスコートしてくれるパーフェクトマン」を求めることをやめましょう。「楽しい」とは非常にあいまいな言葉です。いったいどんな時に、どんなことで楽しいと感じるか? をきちんと自覚し言語化することがまずは非常に大事です。そして楽しい時間は「与えられる」ものではなく、「一緒に作り上げる」ものであるという発想にシフトチェンジすることが重要です。

彼女たちが「楽しい」と感じる相手と滅多に出会わず、会ったとしても遊び人ばかりなのは、面白い人間がいないからでも彼女たちの求めるレベルが高いからでもなく、彼女たちの感度が低いからです。彼女たちは「あいつないよねwww」と男性をバカにしますが、バカにすべきは自分の「楽しい」さえも自覚できず、ちょうだいちょうだいと「おもてなし」を強奪をする銭ゲバな自分の思考です。

具体的な予防方法は2つです。

1.自分の「楽しい」をきちんと言語化できるレベルに落とし込むこと
2.自分で「楽しい」を一緒に作り出せるようになること

まず、ごちゃごちゃ言わずにいろいろな人と出会って「楽しかったところ」「つまらなかったところ」を具体的に言語化して整理することです。そうすることで、嫌でも自分が「楽しいと感じるポイント」と「それを持っていそうな人間像」が把握できます。もう一つは、減点法ではなく加点法で相手を見ることです。自分の中の「こうじゃないとダメ」以外を排除するのではなく、その時々の「楽しさ」を自分で作り出せるように、受け身ではなく自発的に動くことが、妖怪化を防ぐ重要なポイントになります。

(文:ぱぷりこ イラスト:ほそえあみ/OFFICE-SANGA)

★次回は6月30日(木)逢魔時※17時に更新予定です。お楽しみに!

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