
【セックスレス解消法】好きだけどHはイヤ! もう一度彼を「男」として見る方法
アラサー女子が抱える「セックスレス」に関するお悩みを、セックスレスカウンセラーのすずね所長(二松まゆみ)が解説&アドバイス! エッチが苦手な女子でも実践できるよう、セックステクニックに言及するのではなく、仕草や会話、コミュニケーションからアプローチした「セックスレス対処法」を伝授します。上手にセックスレスを解消して彼との愛を深めましょう!
こんばんわ。すずね所長です。
みなさんは今の彼氏とどれくらい付き合っていますか? 1年? 3年? それともすぐには答えられないほど長いですか? 交際期間が長くなってくると、一緒にいる時間に比例して愛情が深くなり「慈しみ合うカップル」と、逆に一緒にいすぎて緊張感が欠落し、「マンネリムードどっぷりになってしまうカップル」の2つに大きく分かれてくるかと思います。
前者は問題ありません。そのまま結婚しても大丈夫です。いつまでも男と女を意識し続け、セックスレス問題などで悩むことは少ないでしょう。しかしこの世の中、後者が圧倒的に多いことで、浮気やら離婚やらというマイナスの問題が起こっているのが現状です。
そこで今回は、「パートナー期間が長すぎて相手を異性として見れなくなったときの対処法」をお話しします。
すずね所長のアドバイス
●友だちカップルになってしまう理由とは
まず最初に、アメリカの人類学者ヘレン・フィッシャーが「恋は3年で冷め、愛は4年で終わる」と言っているように、人間であれば「飽きる」感情が湧き起こるのは当たり前です。ヘレンのベストセラー著書『愛はなぜ終わるのか』を何度も読みましたが、同書によると脳内で分泌されるドーパミンの効果は3年で終わるといいます。ドキドキと恋する気持ちは、個人差はあるにせよもって3年なんですね。
また、私が1609人の主婦を対象に行った「性意識の調査」の結果も、ヘレンの主張を裏付けるものに。セックスレスになる夫婦の割合は、結婚後4年を境にしてグンと増えていることが分かりました。
さて、ときめきを感じるドーパミンが出なくなってきたら、2人の関係性が次のステップへと移るサインです。愛情ホルモンと呼ばれる「オキシトシン」という脳内物質が発生し、安心感&幸福感を感じるようになります。ドキドキ刺激的だった関係は、穏やかな関係に。いわゆる”友だちカップル”になってゆくのです。
一緒にいて安心する。ホッとする。気を遣わない。ラクチン。そんなイメージがある“友だちカップル”ですが、それは2人の関係性が安心を与え・与えられる関係性に発展したということ。決してマイナスなことではないのです。しかしそんな友だちカップルを脅かすものがあります。それは「性欲」です。
●友だちカップルを脅かす“性欲” にどう対処すべきか
お互いに「性への欲望がゼロ」であれば、まったく問題がない「友だちカップル」ですが、そうもいきません。そもそも人の感情は複雑なうえに、男性と女性は全く違う脳を持っているため「セックス」に関しても欲求や考えがぴったりと一致するカップルはなかなかいないからです。「性欲はないけれど子どもが欲しい」、「セックスは苦手だけれども軽いスキンシップやキスはしないと不安」などなど、欲求は千差万別。
そこでときめき期間を過ぎ、相手を性の対象として見れなくなった「友だちカップル」が直面するのが、どちらかに一方に「性欲」が芽生えたときです。2人の絆を崩しかねない大問題に発展する前に、相手を異性として見られなくなった場合の対処法をお伝えしていきます。
●彼を男として見る方法
★彼に行動を変えてもらう
怒ることはなくいつもやさしい、決定は全部女性に主導権、言い訳が多い、主張しない、NOと言うのを聞いたことがない、真面目すぎる、母親に従いすぎる、上司や同僚の愚痴が多い、弱いものには上から目線、中性的なファッションなど……
上記に挙げたように、オスの息づかいが感じられない行動に女性はエロスを感じません。そこでストレートに「オスを感じる言動」をするようお願いしてみましょう。具体的には、「危険からあなたを守ろうとグイっと引き寄せる」、「ふとした瞬間に強引にキスをする」、「今日は泊まっていけよと、命令口調で話す」など。「彼の強さ」を感じる行為です。「仕事に集中している姿」でもよいでしょう。女性は男性が「愛する人を守る行為や、性的衝動が見える瞬間、自分のやり遂げるべきことに集中する姿」にエロスを感じるのです。
★「彼の時間」を尊重する
彼には没頭している趣味や好きなものがありますか? たとえあなたとのデートを断ってでも「俺の世界に浸りたい!」といったものがあると、男としてキラリと輝きます。男友だちと遊びに行くのもいいことです。休日いつも一緒に過ごしているカップルであれば、たまには別行動をすることで、相手を異性として改めて意識できます。
★環境を変えてみる
週3回以上彼の部屋でお泊りする、半年間の同棲状態、自分の部屋に彼がしょっちゅう来るなど、なんとなく過ごす場所やでかける場所が決まっているカップルの場合は、思い切って環境を変えてみてください。毎週末彼の家にお泊まりするのが習慣化しているカップルであれば、「土曜しか泊まらない」というルールを作る。そうすると不思議なもので、相手を恋しく思う気持ちが強まります。
★Wデートをしてみる
学生時代にやったことがある人もいるかも知れませんが、友だちたまにはダブルデートをしてみるのも有効です。友だちカップルの様子を見ながら「うちの彼のほうがイケてるじゃん」とか「あっちはあんなにラブラブ! 負けない!」といった具合に刺激をうけ、2人きりの慣れきったデートに新しい風を吹き込んでくれます。彼のほうも友だちの彼を意識して、普段より男らしくふるまってくれるかも。いつものデートに他者が入り込むことで刺激が生まれ、2人の関係性を活性化してくれます。
それでも効果がない場合は、ラブホテルで友だちカップルと、隣同士の部屋になるという荒治療もあります。「今頃隣の部屋であの2人は……」と想像するだけで、エッチな気分に火がつきやすくなります。
以上、「パートナー期間が長すぎて相手を異性として見れなくなったときの対処法」をお話ししました。いかがでしたか? すべて今日から実践できる簡単なものばかりですので、ぜひ彼と一緒にトライして、いつまでも男女を意識できるラブラブなカップルを目指してください♪
(文/すずね所長(二松まゆみ) イラスト/進藤やす子)
次回の「セックスレスお悩み相談室」」は、5/28(土)更新予定です。お楽しみに!
※毎週土曜更新
※この記事は2016年05月21日に公開されたものです