約2割の女性が「ブラック企業」に勤めた経験あり!? 衝撃のエピソードを公開
残業代の未払い、長時間労働の常態化、パワハラ・セクハラ当たり前! いわゆる“ブラック企業”問題が増えています。労働者としては……できればこんな職場は避けたいですよね。とはいえ、いったいどんな職場がブラックなのか、判断に迷った経験はありませんか? 働く女性の皆さんに、実際にブラック企業に勤めた経験について教えていただきました。
Q.今までいわゆる“ブラック企業”に勤めた経験はありますか?
「ある」……19.5%
「ない」……80.5%
「ある」と答えた方は、全体の約2割という結果になりました。どんなところがブラックだと思ったのか、具体的なエピソードを紹介します。
残業多め、休日なし!
・「8時間勤務で、たまに残業もあると聞いていたが、毎日ルーティンで12時間以上拘束されていた。8時間は完全に嘘だった」(30歳/医療・福祉/専門職)
・「土日出勤が多かったので、代休はあるのかと人事に聞いたら、曖昧な答えしか返ってこなかった」(31歳/その他/クリエイティブ職)
非常に多かったのが、多すぎる残業についての意見です。とはいえ、入社前にその実態を把握するのは難しいもの。転職先を探すときには、離職率などの数字にも注目してみてください。
支給されません
・「朝まで働くけど、残業代なし」(32歳/不動産/事務系専門職)
・「固定給職種のはずなのに、営業成績が1年振るわなかっただけで給料がもろもろ合わせて半分になった」(32歳/生保・損保/営業職)
・「有休がなく、残業代が全くつかないが、急に夜中の1時くらいまで1人で電気工事の見守りをさせられた。電車通勤なので、終電もなく、結局会社で一夜を過ごす羽目に」(31歳/医療・福祉/事務系専門職)
大変な仕事でも、お給料という見返りがあればモチベーションもアップするもの。しかし、それさえも支払われないケースも多数……。「やってられない!」というのが本音かも!?
ハラスメント横行
・「4時間立ちっぱなしで、朝から怒られ続けるという週3回の業務」(32歳/その他/事務系専門職)
・「成績不振のときに、支店長から『お前はガン細胞だ』と言われた」(24歳/金融・証券/営業職)
近年問題になっているのが、職場の上司によるパワハラです。「そういうものだから」なんて我慢していると、心のバランスを崩してしまう可能性も……。相談窓口も増えていますから、ぜひ積極的な利用を検討してみてください。
その結果……?
・「周りの社員が倒れて入院していくのを見た」(29歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「心の病気になる人と、それで退職後に亡くなる人が多すぎた」(25歳/電機/事務系専門職)
肉体的にも精神的にも無理が続けば、こんな結果にもなり得ます。「継続は力なり」なんて言葉もありますが……早めの決断が鍵となるケースも少なくないようです。
まとめ
ブラック企業問題が明るみに出ることも増えていますが、企業体質とは、そう簡単に変えられるものではありません。社会人として働く以上「甘え」は許されませんが、余りにもひどい場合には、自分の身を守るための決断も必要。一人で抱え込むのではなく、しかるべき窓口に相談できると良いですね。
(ファナティック)
※画像は本文と関係ありません
※『マイナビウーマン』にて2016年5月にWebアンケート。有効回答数200件(22〜34歳の働く女性)
※この記事は2016年05月17日に公開されたものです