社会人としての常識! 知らなくて恥をかいた絶対知っておくべきこと4つ
社会には、学生の頃とはまったく違う、大人の世界ならではの常識が存在します。厄介なのは「知らなくても仕方がない」とは誰も思ってくれないこと。思わぬ行動が原因で「常識のない人」のレッテルを貼られてしまうこともあります。働く女性に、社会人としての常識を知らずに恥をかいた経験を聞いてみました。
Q.社会人としての常識を知らずに恥をかいた経験はありますか。
はい……30.45%
いいえ……69.5%
3割ほどの女性が、社会人としての常識を知らなかったために恥をかいてしまった経験があると回答しました。いったいどんな経験だったのか、「社会人として絶対に知っておきべきこと」について、くわしいお話を見ていきましょう。
間違った言葉遣い
・「敬語を間違えて、上司にバカにしてるのかと言われた」(27歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)
・「敬語と尊敬語を間違えていた」(25歳/医療・福祉/専門職)
・「敬語の使い方。電話や人との会話で必ず必要なので」(31歳/建設・土木/事務系専門職)
文法が多い日本語を完璧に使いこなすのは難しくても、社会人同士の会話をスムーズに行うためには、最低限、相手に不快感を与えない言葉遣いを習得しておく必要があります。ため口で親近感を出そうとか、過剰な敬語や尊敬語でごまを擦ろうという考えは、社会では通用しないことも多々あるようです。
冠婚葬祭時のマナー
・「ご不幸があったときに葬式、という表現でなく不祝儀という言い回しがあること」(26歳/小売店/販売職・サービス系)
・「結婚式に生足で出席」(34歳/医療・福祉/専門職)
・「上司の親の葬儀に参列したときに、制服で行ったときに黒でなくて通常のベージュのストッキングで参列していまったこと」(31歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)
冠婚葬祭時のマナーを教えてくれる人はあまりいませんよね。だからこそ、自分の過去の経験を思い出したり、周囲の人がどうしているかを注意深く見たりして覚える必要があります。よくわからない場合は信頼できる先輩に聞いてみることも大切ですね。
ビジネスには必須のスキル
・「電話とメールのマナー。絶対に使うと思うから」(31歳/金融・証券/専門職)
・「一度書いた文章は一息ついてから精読して誤字確認する」(27歳/印刷・紙パルプ/事務系専門職)
・「手紙の送り状のところの書き方がわからなくて大変だった」(24歳/金融・証券/営業職)
顔が見えない電話やメールは、話し方や文章の印象がとても重要になります。場合によっては対応を間違っただけで大事な案件がつぶれてしまうことも。わからないことがあればすぐに調べられる時代、自己判断せずにまずは調べて覚えるようにしたいですね。
仕事はチームプレー
・「報・連・相。自分ひとりだけで仕事をしているわけではないので、情報の共有が大事だと思う」(30歳/不動産/事務系専門職)
・「したい仕事を伝えたらまずは小さな作業をするのがしたっぱの仕事だった」(27歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「入社1年目のとき、外出等の連絡報告を上司にしなかった」(28歳/金融・証券/営業職)
会社の規模や職種、先輩・新人に関わらず、仕事はチームプレーで行うものです。うまく情報を共有できないと、業務に支障を来してしまうことも。単独プレーでは仕事は成り立たないことを忘れてはいけませんね。
まとめ
社会人としての常識は、時代や地域によっても変化するため、一概に何が正しいとは言い切れません。ですが「自分の考える「正しい」が会社にとっての『正しい』じゃないこともある」(32歳/自動車関連/技術職)という意見もあるように、周囲との調和なくして社会で認められることは難しいでしょう。「知りません」で済まされないのが社会人、最低限の常識は心得ておきたいものですね。
(ファナティック)
※画像はイメージです
※『マイナビウーマン』にて2016年4月にWebアンケート。有効回答数174件(22~34歳の働く女性)

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※この記事は2016年05月03日に公開されたものです