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婚活こじらせ女子への処方箋 ~結婚につながる恋愛のはじめ方vol.2~

澤口珠子(婚活・女子力アップコンサルタント)

ヨダヒロコ/六識

結婚願望はあるけれど、なかなか婚活がうまくいかない悩みを抱えている女性は多いはず。長らく彼氏ができず恋愛の仕方がわからなくなってしまったり、自分に自信がなくて積極的に行動できなかったり……。そんな「婚活こじらせ女子」を4つのタイプにわけて、専門家が解説! 今回は、「恋愛ごぶさた女子」「減点方式女子」「母親とらわれ女子」「性格ネガティブ女子」に向けた“こじらせ脱却メソッド”を、婚活コンサルタント・澤口珠子さんに伺いました。

■澤口珠子さんが解説! 婚活こじらせ女子とは?

澤口さん曰く「婚活がうまくいく女子、うまくいかない女子には決定的なちがいがある」のだとか。そのちがいとは、「見た目・コミュニケーション能力・マインドの3つがバランスよく備わっているかどうか」なのだそう。

特に重要なのが「マインドです」と澤口さん。「見た目はファッションやメイク、ヘアスタイルでいくらでも好印象に変えられますし、コミュニケーションもテクニックですから、勉強すれば身につきます。しかしマインドは、その人のあり方そのものなので、変えたくても変えられない人が多いんです。婚活をこじらせている人は、このマインド=生き方や物事の見方がネガティブで、自分に自信をなくしているのが特徴です」

つまり、婚活をこじらせないためには、まず自分の自信をなくさせている原因を取り除く必要がありそう。そこで、「恋愛ごぶさた女子」「減点方式女子」「母親とらわれ女子」「性格ネガティブ女子」のこじらせ原因と、そこから脱却するための具体的なアプローチ方法を教えてもらいました。

■4タイプの「こじらせ婚活女子」への処方箋

(1)恋の仕方を忘れてしまった「恋愛ごぶさた女子」

男女関係なく友だちは多いけれど、“恋人”と言える存在は長らくいない「恋愛ごぶさた女子」。仕事や趣味が充実しているため、「結局ひとりがいちばん楽」と恋愛を諦めている人も多いようです。女の自分を見せることに恥じらいがあり、「いいな」と思う男性が現れたとしても、気にしていない素振りを見せてしまうため、余計に婚活をこじらせてしまう結果に。

そんな「恋愛ごぶさた女子」がまずすべきことは「自分の女性性を受け入れること」だと澤口さん。「このタイプは、大概のことはひとりでできてしまうので、何をするにも基本的に男性を必要としていません。そこを、あえて“頼る”“任せる”という気持ちを持って接してみましょう。重いものを持ってもらう、飲み会の場で、オーダーをお願いするといったことからでかまいません。頼ることは、その相手を“男性”として意識するきっかけにもなりますよ」

また、恋愛こじらせ女子には「恋愛のはじめ方」がわからない人も多いもの。澤口さん曰く「こういうタイプこそ婚活イベントへ積極的に参加したほうがいい」のだそう。

「婚活市場はまさに女性として見られる場ですから、女性扱いされる感覚を思い出すのにピッタリです」

いきなり婚活イベントへ行くのはハードルが高いのであれば、男友だちと一対一で会う機会を意識的につくってみるのもいいそう。「大勢で会っているときよりも一対一のほうが相手の内面がよくわかりますし、こんな一面もあったんだ……とドキドキした結果、彼を好きになる可能性も。たとえ恋愛につながらなくても、男性とふたりきりで過ごす時間を持つことは、次の恋愛に向けての練習にもなります。こうした小さな練習を積み重ねていって、かつて恋愛をしていたころの“現役”の自分に戻っていけば、来たるべきチャンスを逃すこともありませんよ」

(2)男性の悪いところばかり目についてしまう「減点方式女子」

男性を選ぶとき、何より“スペック”を優先させてしまう「減点方式女子」は、理想が高いため、いざ付き合ってもつい粗探しをしてしまい、結局別れを迎えてしまう傾向が。周囲にどう思われているかを気にするタイプなので、婚活に対しても「プライドが許さない」「いい人がいるわけがない」と後ろ向きで、結婚がどんどん遠ざかってしまっているよう。

実は、この「減点方式女子」は「潜在意識の中で、自分には価値がないと思っている女性が多いです」と澤口さん。

「自分の“無価値感”を埋めてもらおうと、高ステータスの男性と結婚したいと思っています。しかしそういうタイプに限って、自分からは何もあたえないため、男性からは敬遠されてしまうんです。まずは、自分が相手に何かを求めるならば、相手からも何かを求められるのは当然のことだ、という自覚を持つことが大切です」

こじらせから脱却するためには、「減点方式女子の最大の欠点である“粗探し”をやめること」が第一なのだそう。

「そのためにも、相手を“褒める”ことを意識的に行いましょう。合い言葉は、“一日一人一褒め”。その対象は、家で顔会わせた家族全員、会社で話した人全員。褒めるためにはいいところを探さなければいけませんから、おのずと粗探しをする暇がなくなりますし、好意には好意が返ってくるので、気づけば愛される女性になっているはずですよ」

さらにこのタイプは、“条件”ありきの婚活市場でパートナー探しをするのは避けたほうがいいみたい。

「自分をよく知る友だちに相性のよさそうな人を紹介してもらったり、趣味やボランティアのサークルなどに参加したりと、条件ではなく内面から相手を知る機会を持つようにしたいですね」

>次ページ:「母親とらわれ女子」「性格ネガティブ女子」への処方箋は……?

(監修:澤口珠子、取材・文:ヨダヒロコ/六識、イラスト/寺澤ゆりえ)

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