【お得な自治体さがし6】江戸川区は0歳児の養育手当が月額1万3000円もらえる!
知っていますか? 自治体によって助成金や補助金といった手当ての中身や額、またサービスは大きくちがいます。引っ越しを考えるときに、将来結婚、妊娠、子育てなどが控えた女性にとっては抑えておきたいポイントですよね。東京とその近郊地域の自治体のサービスで、アラサー女性が気になる部分のみをピックアップしてご紹介。
今回の『【お得な自治体さがし】 東京+αの地域別 もらえるお金とサービス』は、江戸川、中川、荒川に囲まれた南北に長い江戸川区。人口は23区で4番目ですが、0~14歳までの人口割合が13%以上なのは江戸川区だけです。
江戸川区の助成、サービスの特色
●小さな子どもがいる家庭とがん検診への手当てが厚い
乳児養育手当
0歳児のいる家庭には児童手当とは別に1歳になる前月まで、毎月1万3000円支給される「乳児養育手当」があります(所得制限あり)。これは23区で唯一の助成です。赤ちゃんにとって、一番大切な時期を保育に専念してもらいたいという自治体の思いが詰まった制度。また、私立幼稚園の補助金が所得制限なしで、入園時に8万円、保育料は2万6000円まで支給されるのは、こちらも23区内でトップレベルに手厚いです。
子育て中でなくても、30代の胃がん・乳がんの検診も、無料で受けられます。他区では40歳以上からのところが多いので、ここも手厚いですね。
江戸川区に住むのにオススメな人
●子どもが小さい間は専業主婦になろうと考えている人
0歳児の乳児養育手当や、幼稚園の補助金が多いので、小学校へ上がるまでは専業主婦で子どもを育てたいと思っている女性は引っ越してきてもいいかも。家賃や物価も都内では安いエリアで、駅から少し歩けば畑があり、無人の野菜販売所もあるようなのんびりした環境も、子育てには最適な自治体です。
江戸川区区基本情報
●主要駅
小岩、平井、篠崎、瑞江、船堀、一之江、葛西など
※新小岩は葛飾区
●家賃相場(順位は23区で高い順)
ワンルーム:6.63万円(20位)
2LDK:11.21万円(21位)
●物価(メインスーパーの商品価格)
地元の商店街、スーパーが多く、物価は安め。
商品の参考価格:牛乳(1L):185円/食パン(6枚切り):158円/たまご(10個):228円
※ヤマイチ一之江店
トイレットペーパー(12ロール):248円
※ウエルシア江戸川一之江店
※※価格は本体価格(3月2日現在)
江戸川区で受けられる助成やサービス
●住まい
なし
●女性の健康
・子宮頸がん健診……20歳以上なら2年に1度無料で受けられる
・乳がん検診……30歳以上なら毎年無料で受けられる
・胃がん検診……30歳以上なら毎年無料で受けられる
●結婚
なし
●不妊治療
東京都特定不妊治療費助成制度のみ
●妊娠
・妊婦健康診査票14回分と妊婦超音波検査受診票1回分(助成合計上限8万700円)
●子どもの医療
・子どもの医療費が中学校3年生まで無料 (入院費、入院時の食事代も助成)※所得制限なし
●子育て
・乳児養育手当(ゼロ歳児)
0歳児のいる家庭には、所得制限はありますが、月額1万3000円支給されます。
・木全(きまた)・手嶋育英資金
返還不要の奨学金制度。入学金20万円、修学金年額35万円(年2回に分けて支給)を進学する大学の正規の修業年限で受けられる。※多種条件、選考あり
●私立幼稚園
・保育料補助金:月額2万6,000円限度 ※所得制限なし
・入園料補助金: 8万円限度 ※所得制限なし
●保育園
・第3子以降保育料が無料(第一子の兄姉が小学校就学前の場合のみ)
※認可保育園の月額保育料:3万3000円(第1子・中間階層世帯)
※助成やサービスに関する情報は、2016年3月2日時点のものです。
江戸川区ホームページ
http://www.city.edogawa.tokyo.jp/index.html
★次回の「お得な自治体さがし」は渋谷区の予定です。お楽しみに!
(岩崎弘美/フォルサ)
第1回 新宿区は独身で民間物件でも月に1万円の家賃補助が出る!!
第2回 杉並区は出産したら4万円分「子育て応援券」がもらえる!!
第3回 台東区は第3子が生まれたら3万円相当のベビーカーがもらえる!!
第4回 大田区は30万円もらえて返済不要な奨学金制度がある!!
第5回 板橋区は結婚を考えているカップルの家賃が108万円もお得になる!
※この記事は2016年03月11日に公開されたものです