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“男は浮気する生き物”ってホント? 男性が浮気をする理由とは~男の生態を知るQ&A vol.2~

ヤマダケイコ/六識

石井希尚

男は浮気する生き物――。みなさんも、一度は耳にした言葉だと思います。でも、浮気なんてされたくないし、そもそも浮気をするような男性とはお付き合いしたくないもの。なぜ男性は浮気をしたくなるのでしょうか? また、浮気をしやすい男性を見極める方法はあるのでしょうか……? 結婚・恋愛問題のカウンセラー、石井希尚さんに、男性の浮気事情について教えてもらいました。

「浮気」への欲求は男性なら誰でもある

石井さんによると、男性に「浮気心」があること自体は、仕方がないことだそう。

「人間も本能的な傾向として、自分の遺伝子を多く残したいという欲求があります。子孫を残すための衝動です。それが“浮気心”のもとですが、ある意味では自然な欲求と言えます」

さらに日本の男性は、歴史的な背景から、浮気に対する気持ちのハードルが低めな傾向にあるのだそう……。

「日本に一夫一婦制が根付いたのは明治以降で、キリスト教的な概念が導入されたためです。江戸時代には夜這いは文化でした。男性が複数の女性と関係を持つことに比較的寛容な社会だったので、夫婦間の貞操を重視する歴史は、意外と浅いんです」

とはいえ、石井さんは、男性の浮気を肯定しているわけではありません。

「本能だけで行動するなら動物と同じ。人間には当然、モラルがあります。モラルがきちんと機能していれば、本能的な衝動をしっかりと制御できるもの。パートナーの男性に、そのモラルが機能しているかは、事前に見極めておきたいものです」

男性の「モラル」を計るには?

「『俺は絶対浮気なんかしない』とわざわざ言う人は、まず信用できない。だって普段、意識していなかったら、声を大にして言う必要がないから。そもそも彼の浮気に対する本音を知りたかったら、ダイレクトに『浮気についてどう思う?』なんて聞かないほうがいい。答えは『ノー』に決まっています」

浮気への本音を知るには、日常の中でさり気なく探ることが鉄則だそう。

「たとえば、泥沼の恋愛や不倫のドラマを一緒に観ているとき、自分の感想を先に言って、相手の感想を誘導してみましょう。否定的な反応が自然に出てきたら、モラルは機能していると思っていいと思います」

結婚まで視野に入れている彼なら、最初に「結婚するまでセックスはしない」と言ってみるのもひとつの手だそう。彼のモラルを計ると同時に、自分への気持ちの真剣度も知ることができる、もっともいい方法だとか。

「そのとき、彼がどう反応するかを見てみましょう。『それじゃあ付き合っている意味がない』、と怒り出すようなら、セックスをしたいだけで人格はあとまわしということ。自分を大事に思ってくれているなら、少なくとも『なんで?』と、考えを知ろうとしてくれると思います。結婚を考えている相手なら、本来は、そのくらい深く気持ちを交わし合うべきだと思いますよ」

さいごに

精神的な結びつきを大事にしてくれる相手なら、将来にわたって、本能的な欲求に負けて「浮気」することもないそう。

「結婚を視野に入れるなら、本能的な欲求と人間的なモラルをわけて考えられる男性かどうかが大事です。しっかり見極める努力をしましょう」

(ヤマダケイコ/六識)

※この記事は2016年02月16日に公開されたものです

ヤマダケイコ/六識

お酒とコーヒーをこよなく愛するエディター&ライター。主に美容、カルチャーの企画を手がける。インタビュー好きで、特に記事にしづらい脱線話が大好物。将来は、故郷の名産・干物を絶妙の焼き加減で提供する“干物Bar”を開店し、サラリーマン&サラリーウーマンの愚痴を聞くのが夢。

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石井希尚

1965年、東京都生まれ。
米国で自ら体験し学んだプリマリタル(結婚前)カウンセリングを日本に持ち帰り広めた第一人者。自信が経営するカフェ「KICK BACK CAFE」にて、結婚・恋愛問題を中心に、現在まで1600組以上のカップルをカウンセリング。またカウンセラーのほか、ミュージシャン、牧師、作家と多岐にわたって活躍。ベストセラー『この人と結婚していいの?』など著書多数。

著書『この人と結婚していいの?』

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