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え、今はプリントゴッコって売ってないの!? 働く女性の年賀状作りの思い出3選

ファナティック

まだ私たちが幼かった頃、当時は携帯電話やスマートフォンなどもなく、お正月の挨拶と言えばもっぱら年賀状でした。冬休み期間中の子供たちにとっては、年賀状こそが休みでも友人の様子を知ることができるツールでしたよね。みんなは小学生の頃、何で年賀状を作っていたのでしょう。社会人の女性に聞いてみました。

Q.小学生の頃年賀状はなにで作りましたか?作ったことがあるものをお選びください(複数回答可)

1位 総手書き 53.6%

2位 プリントゴッコ 31.2%

3位 自宅パソコン&プリンター 20.3%

4位 芋版 13.5%

5位 その他 3.6%

半数以上の女性が、総手書きで年賀状を作っていたようです。小さい頃の年賀状に関する思い出を聞いてみました。

家族総出でプリントゴッコ

・「プリントゴッコ/毎年年末に、家族でプリントゴッコの作業をするのが楽しみだった」(32歳/食品・飲料/事務系専門職)

・「プリントゴッコ/おじいちゃんとプリントゴッコで一生懸命作ったこと」(33歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)

・「プリントゴッコ/お父さんにバチッと光るところをしてもらった」(33歳/建設・土木/技術職)

1977年の発売以来、改良に改良を重ね、人々の年賀状作りに大活躍したプリントゴッコですが、2012年にすべての販売が終了しました。パソコンが一般家庭になかった時代において、名前からは想像できないほど本格的な小型印刷機は、家族で年賀状作りを楽しめる団らんツールにもなっていたようです。

小学校時代の淡い思い出

・「総手書き/好きな人のだけ、一生懸命書いた」(33歳/生保・損保/営業職)

・「自宅パソコン&プリンター/小さい頃はやたらたくさん出したがった。兄弟で出す枚数やもらう枚数を競っていた」(23歳/学校・教育関連/専門職)

・「総手書き/初恋の人からきた年賀状がうれしすぎて、なぜか未だに持っている」(30歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)

お正月の寒さの中、ポストの前で郵便屋さんが来るのを待ちわびていた幼い頃。兄弟がいる人はどちらが多く年賀状をもらうか競ったり、やたらに多い両親の年賀状を羨んだり、時には気になる男子からの年賀状に心をときめかせたり、淡い思い出がたくさんあるようです。

自画自賛の自信作

・「総手書き/アンパンマンの絵のみ得意だったので、高卒まで毎年アンパンマンの絵の年賀状を書いた」(30歳/その他/その他)

・「プリントゴッコ・総手書き/一枚一枚手書きしてた。思えばイラストとか字体とか自分で考えてて、かなりクリエイティブだったなと自分で感心する」(30歳/通信/事務系専門職)

・「総手書き/絵が得意だったので、かなり上手なイラストの年賀状を作り、友達から喜ばれた」(32歳/建設・土木/事務系専門職)

年賀状の時期は絵が得意な人にとっては腕の見せ所。何十枚同じものを書くことになろうと、総手書きにこだわっていた人も多いよう。家にこもりがちな冬休み、年賀状作りは年末の楽しみの一つだったのでしょう。

まとめ

こうして見ると、年賀状が日本の家族にもたらした影響はかなり大きなものなのかもしれません。パソコンとプリンタによる年賀状作成が台頭してきた現在、家族総出で年賀状を作成する風景は珍しいものとなりつつあります。忙しい現代において、当時のような年賀状作成は難しいのは事実ですが、手作りのものに価値を見出していたあの時代の純粋な気持ちを忘れずにいたいものですね。

(ファナティック)

※画像はイメージです

※『マイナビウーマン』にて2015年11月にWebアンケート。有効回答数192件(22歳~34歳の働く女性)

※この記事は2015年12月09日に公開されたものです

ファナティック (編集プロダクション)

2011年10月創立の編集プロダクション。マイナビウーマンでは、恋愛やライフスタイル全般の幅広いテーマで、主にアンケートコラム企画を担当、約20名の女性ライターで記事を執筆しています。

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