今思えば恥ずかしい学生ファッション【イラストコラム】
流行の最先端を走っているのは、いつの時代も女子高生。彼女たちは光の速さで新しいものに順応していきます。ゆえに、彼女たちの最先端はどんどん更新されていくのです。
数年前のことでも、なんだったら数カ月前のことですらも、「古い」となりがちなのですから、10年そこら前に生息していた生き物なんてもう化石の勢いですよね。
そんなわけで、博物館でもめぐる気分で「今思えば恥ずかしい学生ファッション」を思い出してみませんか?
・寒さ対策? パンチラ対策? スカートの下にジャージ
・100cm超えも余裕! ルーズソックス
・かわいいと思ってた……制服×スニーカー
・ちょんまげのような前髪アップ
・ブランドの袋をボロボロになるまで使いたおす
・ケータイよりも重い、大量のストラップたち
・嘘みたいな本当の話……極細眉にガングロメイク
「あーいたいた!」「自分もやってた!」なものはありましたか?
これは……おそらく1990~2000年代初頭にかけて女子高生だった方々の「思ひ出ファッション」ですね。
わたくしは高校時代日韓W杯に沸いた世代なのですが、上記のファッション、ほぼ当てはまっております。さすがにガングロは身近にはもういなかったけど、あえて肌を焼くシステムはまだ残っていたような。
こうして見ると、当時のファッションて全体的に小汚いですよね。でも最高にイケてると信じて疑わなかったんだぜ……!
なんかすれてることが「かっこいい」感覚だったような気がします。髪の毛パサパサになるまで染め倒したり、わざとローファーのかかと踏んだり……。
最近の女子高生って小綺麗ですよね。髪の毛も暗めの色だしサラサラだし。流行うんぬんの問題ではなく、絶対的に今の女子高生のほうが「かわいい」のは確か。
とはいえ、「今思えば恥ずかしい」ようなことでも、それがあなたの青春なのです。あんなへんてこなファッションをしていたことをむしろ誇りに思いたいものですね。
さて、流行はめぐると言いますから、そろそろガングロ復活もあるかもしれませんね。そしたら今の清楚な女子高生たちを「ダサい!」って思う日もくるのかな?
文・イラスト MARI MARI MARCH(マリマリマーチ)/OFFICE-SANGA
※この記事は2015年11月09日に公開されたものです