働く女子の本音! 約2人に1人が「職場で有給を取りづらい」と回答!
働く人の権利でもある有給休暇。でも、有休を申請しようと思っても何となく遠慮してしまったり、申請しても認めてもらえなかったりで取りづらいと思うことありませんか? 原則としていつ、どんな理由で取ろうとも働く側の自由とされていますが実際にはそんな自由がないこともしばしば。今回は、職場での有休の取りやすさについて女性たちに聞いてみました。
Q.職場で有休を取りづらいと感じたことはありますか?
「ある」49.1%
「ない」50.9%
取りづらいと感じたことがある人とない人はほぼ半数ずつ。では、まず取りづらいと回答した女性にどうして取りづらいのか聞いてみましょう。
仕事の調整が難しい
・「今がまさにそう。人手不足なので休日出勤もやっています」(23歳/医療・福祉/専門職)
・「ダブルチェック業務を行っているため、自分が休むと誰かに依頼しないといけないため」(26歳/情報・IT/事務系専門職)
・「業務量が多く、多忙なので」(24歳/その他/事務系専門職)
自分が休むと他の人に迷惑をかけてしまう、人手不足なので通常の休みすら取れない。そんな状況では、なかなか有休を申請するのも気が引けてしまいそうですね。
周りの目が気になる
・「休むと部長がぶつぶつ文句を言っているのを知っているから」(30歳/機械・精密機器/事務系専門職)
・「なかなか取る人がいないので。自分ばかりが取っていると周りの目が気になる」(24歳/食品・飲料/事務系専門職)
・「何となく『有休は普段取らないもの!』みたいな雰囲気が出来上がってしまっている感じがするから」(32歳/不動産/専門職)
有休を申請したら文句を言われる、他の人が取らないので取りづらいという雰囲気が出来上がっているという人も。こういう会社、確かに多いですよね。権利として認められている有休を取ろうとすることが悪いことのように思われているのは、会社としてちょっと問題があるかもしれませんね。
では、取りづらさを感じないという女性にもその理由を聞いてみましょう。
会社全体で取得を勧めている感じ
・「管理職級の方たちが積極的に取得するよう働きかけたり配慮してくれるから」(28歳/生保・損保/営業職)
・「有休を取らないと怒られるくらい管理されているから休みは取りやすい」(29歳/金融・証券/営業職)
・「福利厚生はしっかりしています」(33歳/医療・福祉/専門職)
有休取得を会社全体で後押ししている雰囲気があるので取りやすい。管理職からも取得を勧められるという社風なら、遠慮なく有休を申請することができそう。もちろん、業務に配慮したうえでという前提ですが、有休を取らないと怒られるくらいなら仕事の調整もしやすい会社なのでしょうね。
有給休暇は労働者に認められている権利なので、忙しいからという理由で申請を拒否することはできないと決められているはず。仕事に支障がある場合は取得時期の振り替えという形で会社から指示することはできますが、仕事に支障が出ないように配慮するのも会社の役目。忙しいときに有休を取ることを遠慮する気持ちはわかりますが、自分の権利なのだと思えば気もラクかも。みんなが気兼ねなく有休を取れるような職場に変わっていってくれると良いのですが、それも難しいでしょうね。
(ファナティック)
※画像は本文と関係ありません
※『マイナビウーマン』にて2015年10月にWebアンケート。有効回答数214件(22歳~34歳の働く女性)
※この記事は2015年10月21日に公開されたものです