“自分らしさ”こそ、成功をつかむ鍵! アラサー女性必読の人生の指南書
男と女のちがいを脳科学的なアプローチで解き明かし、これまで多数の著書で読者を楽しませてきてくれた脳科学のプロ・黒川伊保子さん。この度、ファン待望の新刊、『英雄の書』(ポプラ社)が発売されました。この本は、人生という困難な冒険を、失敗を恐れず果敢に切り開く方法について、脳の観点から説いた指南書です。今回は、著者である黒川さんに、本書に込めた思いと、仕事や恋に悩むアラサー女性に向けて、人生で成功をつかむ秘訣を聞いてみました。
◆自分の人生を生きられる人こそ、“英雄”になれる
「この本は、これから社会に出る息子に向けて書いたものです。今後、社会に出ていけば、自尊心が傷つけられたり、孤独になったり、失敗を重ねて自分を卑下する日がくるかもしれない。そんなときのために、人生を切り開くための羅針盤として書いたのが、この『英雄の書』です。これがあれば今後の人生、何が起こってもきっと乗り切れると思う。死ぬまでにどうしても書きたかった1冊です」と黒川さん。
「ときに人生に迷うのは、この世に生まれてきた人なら誰でも経験することです。人と同じだったり、群れたりするのは楽だけど、それでは英雄になれません。“英雄”というのは、チャンピオンになるとか、エリートになるということではありません。英雄とは人の人生をなぞるのではなく、自分の人生を生きられる人のことです。なぜなら、脳が描く成功への道はその人だけのもので、他人の正解で満足できるわけはないからです」
では、自分の人生を生きるためにはどうしたらいいのでしょうか?
「『あなたこうじゃなきゃダメよ』と、自分の価値観を押し付けてくる人や、自分を貶める者に迎合するのをやめましょう。あなたの心がざわつくようなら、そういう友だちとは距離をおくことが大切です」と黒川さん。目指すのは、あくまで自分らしい生き方。それこそが人生を切り開く秘訣だそうです。
◆愛する人に出会いたいなら、“あなたらしさ”を大切に
「今、仕事や恋に悩んでいる女性たちには、アメリカのテレビドラマ『大草原の小さな家』のお母さんの名言を送りましょう」と黒川さん。
主人公の女の子・ローラは、金髪でグラマラスな美しいお姉さんにあこがれて、りんごを胸に詰めたりして少しでもお姉さんに近づこうとするんですが、それを見たお母さんがひと言。「なんでそんなことするの? あなたが彼女のことを真似したら、あなたのことを愛する人はあなたをどうやって見つけるの?」と、ローラを諭します。
「これは脳科学的にも、すごく正しいことです。あなたらしくしていなかったら、あなたを愛する人があなたを見つけられません。絶対、あなたのことを愛する人はいるんだから、自信を持って人生を切り開いていってくださいね」
仕事や恋や、人生に悩むアラサー女性たち必読の1冊。ぜひ手にとってみて下さいね。
『英雄の書』発売中
著者:黒川伊保子出版社:ポプラ社
定価:1000円(税別)
(岡井美絹子)
※この記事は2015年10月07日に公開されたものです