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お金がなければ結婚できない? 貧困女子の実態と脱出するための方法

日本における貧困層はどういった方々が該当するかご存知でしょうか。厚生労働省「国民生活基礎調査の概況(平成25年)」によれば、平成24年の1世帯あたりの平均所得金額が全世帯で見た場合に537万2千円。平均で見ると意外に高いなという印象を受けるかもしれません。

6世帯に1世帯ほどが貧困層

しかしながら実態はそうではありません。実際には所得の高い方が平均所得を押し上げているのであり、平均所得金額以下に60.8%の世帯が分布しています。この中で、貧困といわゆるレベルは122万円。つまり、世帯で見て年収122万円以下が貧困層と示すことができます。ここに属する世帯員の割合は16.3%。なんと6世帯に1世帯ほどが貧困層に属するのです。

・アルバイトで年収100万円をきることも

もっとも生活が大変なのは、母子家庭といえます。働きながら子供を育てるには仕事の幅も限られてくるでしょうし、子育て費用もかかり、極めて生活が困難になる場合も。

ただ、一方でそうではない貧困女子も増加しているのです。これは、単身女性の3分の1が年収114万円未満というデータからも想像できます。
まず、アルバイトや契約社員という働き方を選択、いや選択せざるをえなかった場合。どうしてもアルバイトだと年収100万円をきるケースが出てきます。会社によっては自社の商品を購入する必要がある場合などもあり、手取り収入で考えると「あまり残らない」ケースも貧困女子となる例といえます。

正社員でも結婚は不安? 貯金体質になることが貧困女子脱出のポイント


 最近では、正社員でも今後を不安視する女子も。給料はあがるどころか変わらない、場合によっては下がっているというケースもあり、貧困層とはいわないまでも、使えるお金が限られており余裕がないといった女子も多くいます。
こうした状況からか、結婚したくてもできないと捉える女性も少なからずいるのは事実です。結婚して夫婦共稼ぎで有れば貧困からは逃れることができるケースが多いといえるものの、ご自身の年収の低さをマイナスに捉えていること、ファッションや化粧品などにお金が使えなく異性と出会う機会が減るといった要因が根底にあり、結婚はおろか恋愛も難しくしている一面があるのかもしれません。


それでは、貧困女子を脱出するためにはどうすればよいでしょうか?
仕事を変えるのが難しければ、毎月5000円でも1万円でも貯蓄をする習慣をつけること。ある程度貯蓄が貯まれば、それをもとに婚活も可能です。また、貯蓄がある程度できたら、一部を運用して増やすことも検討してみましょう。いつまでも貧困女子層にとどまるのではなく、脱出をこころがける。最後は気持ちを強く持つことが重要ではないでしょうか。

(伊藤亮太)

※この記事は2015年09月18日に公開されたものです

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