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男性の本音! 職場の人が「産休・育休をとるとき」に不安に感じること10

渡辺理絵

産休や育休は、法律で認められた労働者の権利。しかし、休職者が出た場合どのように対応していくかについて、まだまだ整備が整ってはいません。だからこそ、残される側になった場合、手放しで祝福できない……なんて場合も多いもの。そこで今回は社会人男性に「職場の人が『産休・育休をとるとき』に不安に感じること」についてアンケートを実施。社会全体でもっと考えていきたい、産休・育休の問題について調べてみました。

●第1位/「仕事の引継ぎはしっかりできているか」……30.0%
○第2位/「いつごろ復帰してきてくれるか」……23.6%
●第3位/「本当に職場復帰してくれるか」……16.4%
○第4位/「残りの社員で仕事を本当に回せるか」……15.4%
●第5位/「復帰後、仕事のペースについていけるか」……13.6%
○第6位/「産休・育休に対して、否定的な態度を自分たちがとっていないか」……11.8%
●第7位/「帰ってきたとき、仕事をどれくらい任せられるか」……10.9%
○第7位/「自分の仕事が増えるのではないか」……10.9%
●第9位/「戦力が失われても、仕事のクオリティを下げないでいられるか」……10.0%
○第9位/「無理して復帰して、休まれたりしないか」……10.0%
※複数回答式・第11位以下は略。

第1位は30.0%で「仕事の引継ぎはしっかりできているか」でした。普通の異動や転勤の場合でも、引継ぎがきちんとできているか心配になるもの。出産前は、体調によって早めに休みに入らなくてはならなくなる場合もあります。そういったことを考慮していない職場だと、後に残される人の不安が倍増してしまうよう。

第2位は23.6%で「いつごろ復帰してきてくれるか」。第3位は16.4%で「本当に職場復帰してくれるか」。産休・育休後の復帰に関して、危惧している男性は少なくないよう。産休・育休を取る人が出ても、人員が増やされない場合はかなり多いもの。それゆえ「早く戻ってきてほしい……」と思ってしまうのかも。

「職場の人が『産休・育休をとるとき』に不安に感じること」をなくすためには、職場のあり方が変わらなくてはなりません。そのためにはまず、働いている私たちがきちんと産休・育休制度について知ることが大事。ぜひこの機会に、産休・育休制度について調べてみてください。誰もが生きていきやすい社会を作って行くために、みんなで一歩ずつ現状を変えていきましょう。(渡辺理絵)

※画像は本文と関係ありません。

※マイナビウーマン調べ(2015年8月にWebアンケート。有効回答数110件。22歳~39歳の社会人男性)。

※この記事は2015年09月17日に公開されたものです

渡辺理絵

編集・ライター。ファッションやメイク、恋愛など女性のライフスタイル系をメインに、デジタル系やフード、インタビューまで幅広く活動。小学館や集英社の女性誌や、WEB媒体でのライティングなど精力的に活動中。美大卒の経験を活かし、イラストやプロップ制作もこなす。

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