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知識ゼロで不安! 自分に最適な「保険」を選ぶポイントは?

ヨダヒロコ/六識

風呂内 亜矢

風呂内 保険の「目的」です。自分のために入るのか、誰かのために入るのかによって選ぶようにしましょう。自分のための保険は、病気やケガに備える「医療保険」や、就労できない状態になってしまった場合に保障される「就労不能保険」などが当てはまります。誰かのために入る保険の代表格は「生命保険」でしょうね。

編集部 maiさんはお付き合いしている彼と同棲しており、現在婚約中です。彼女がもし保険に加入するとしたら、どんなタイミングで、どんなタイプの保険を選ぶのがオススメですか?

風呂内 前提として、maiさんのように社会保険に加入している人は、保険のかけすぎには気をつけましょう。最初にも言ったように、民間保険はあくまで“公的保険、そして貯蓄だけでは足りない部分を補う”もの。民間保険ですべてをまかなおうとは思わないように。その上で、婚約中のmaiさんが保険加入を考えるとしたら、出産のタイミングで大丈夫です。もし育児中は専業主婦をするなら、万が一maiさんに何かあれば、ご主人は子どもをどこかに預けなくてはいけないなどのコストが発生しますから、そういう観点でどんな保障が必要かを考えたいですね。

ただmaiさんは出産後も共働きの予定のようですので、出産前後の働き方が変わらないのであれば、保険を厚くしようという発想ではなく、貯蓄をがんばるほうがいいでしょう。

編集部 幸いmaiさんには250万円以上~300万円未満の貯蓄があるので、その点は安心できますね。ですが、婚約中の彼に貯蓄がないことが不安のようです。

風呂内 それなら、maiさんではなく彼に貯蓄型の保険、養老保険や個人年金保険に加入してもらうのはアリかもしれません。保険には、1年間の保険料8万円までを最大とする所得控除を受けられるメリットもあります。毎月自動的に引き落とされますので、彼にも“貯めグセ”がつけられると思いますよ。また、保険の話をきっかけに結婚前に彼と“お金の話”ができるのもいいですね。

編集部 たしかに! そうなると、maiさんはますます貯蓄に力を入れたいところ。彼女は35歳までに400万円以上の貯蓄を目標にしています。仮に今の貯蓄額が250万円だとすれば、あと4年間で少なくとも150万円はプラスしたいですが、達成できそうでしょうか?

>次ページ:maiさんの貯蓄目標額を達成するには?

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