みんなもそうでしょ? 実はひそかに私もマウンティング女子だと思う瞬間
持ち物や交流関係、学歴などを他人と見比べて、どちらが上位か格付けするマウンティング女子。あまり性格がよさそうには思えませんよね。だから表にはけっして出さないのですが、実は心の中で「私は勝っている!」と優越感にひたっている……。こんな一面は誰にでもあるのかも!? 働く女性に聞いてみました。
私のほうがキ・レ・イ
・「自分より太い人を見て『私はまだイケてる』と思ったことがある」(28歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)
・「スタイル、身長も体重もモデル並み、足は長い」(29歳/建設・土木/事務系専門職)
・「手足が長いので、足が短い人を見るとつい勝ってるって思う」(31歳/建設・土木/事務系専門職)
・「自分のファッションセンス。ファストファッションでも安く見せないようにコーデすることが得意なので」(28歳/機械・精密機器/技術職)
・「見た目の若さ」(32歳/金融・証券/営業職)
ぽっちゃり体型の友人を見たら、「自分は大丈夫」と自信を持てそうです。でも、それが気のゆるみにつながり、気がついたときには同じような体型になっていたりして……。たまには、スリムな友人と会う機会も増やして、「痩せなきゃ」意識を高めておくとよさそうです。
仕事面や学歴面でリード
・「仕事量は周りの女性よりもこなせていると思う」(24歳/食品・飲料/専門職)
・「地元の友だちの中で、四大卒が自分だけだったこと」(25歳/情報・IT/技術職)
・「派遣社員の友人の苦労話を聞かされて『派遣社員って大変なんだね~』と言ってしまったけど(自分は正社員しか経験がない)、それもマウンティングかもしれない……」(33歳/医療・福祉/専門職)
・「仕事での臨機応変さ。前に同期と同じ内容の仕事をしたときに、テキパキ具合が違ったし、緊急事態への対応も私のほうが的確だと思った」(29歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)
周囲はまったく評価していない「自称デキル女子」は困りものですが、頭がよくて本当に仕事ができる有能な女子は認められていると思います。自分の価値をわかっていて、心の中でニヤニヤしていますが、そんなそぶりを一切見せません。賢いから、謙虚なフリができるのです。
恋愛の充実度やパートナーのレベル
・「同窓会で、昔より痩せたアピールをしている同い年オンナ。どうでもいい恋愛しかできず、今も独身。産後太りしたけど既婚子持ちの自分のほうが、30代女性としてまともな人生歩めてるなと思った」(33歳/小売店/販売職・サービス系)
・「同窓会でほとんどが結婚していなかったとき」(30歳/医療・福祉/専門職)
・「独身の子がいるとダイジョウブかなと上から思ったりする」(31歳/情報・IT/秘
・アシスタント職)
・「彼の職業」(30歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)
・「付き合ってもすぐに別れるような人、もしくは男運がすごく悪い人に出会ったとき」(29歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
「お金のないカレでも一緒にいて幸せ」という女性もいるし、「結婚しないほうが自由でいい」という女性もいます。成績や仕事の成果と違い、何がイチバンいいのか、絶対的な答えが出ないのが恋愛や結婚です。でも、あまりにひどい人生を送っている人を見ると、「私はまだよかった……」と思ってしまいます。
生活で苦労している女性って、気の毒
・「友だちの家へ遊びに行ったとき、我が家のほうがむっちゃ広いと思ったこと」(31歳/その他)
・「住宅ローン背負って苦労している主婦友だち。内心勝ったと思った」(33歳/金融・証券/秘書・アシスタント職)
郊外の広々とした家と、都会のあまり広くない家は、値段があまり変わらないことがあります。それでも、設備の差が歴然としていたら、「我が家に軍配」と思いますね。住宅ローンは数十年の足かせとも言えるので、大変そうに思えることもあります。
相手に「勝った」と思っても、口に出さなければ、とりあえず平和な関係は続きます。マウンティングしていることは、絶対に悟られないようしましょう。たまに表だってマウンティングしてくる人もいますが、挑発に乗らないように。幼稚な考え方を隠せないその人の相手をしては、自分も同じレベルになってしまいますから……。
(中澤美紀子/OFFICE-SANGA)
※『マイナビウーマン』にて2015年7月にWebアンケート。有効回答数182件(22~34歳の働く女性)
※画像は本文と関係ありません
※この記事は2015年09月08日に公開されたものです