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“元りぼんっ子”も集結! マンガ家・萩岩睦美が「りぼん」のふろくについて熱トーク

今年で創刊60周年を迎えた少女マンガ誌「りぼん」(集英社)のふろくをまとめた『りぼんの付録 全部カタログ~少女漫画誌60年の歴史~』(同)の刊行を記念して、トークショー「りぼんのふろくについて話しましょう」が7日、八重洲ブックセンター本店(東京都中央区)で開催され、マンガ家の萩岩睦美さんと少女マンガ研究が専門の明治大学の藤本由香里教授が登場し、“ふろくトーク”に花を咲かせた。

マンガ家の萩岩睦美さん所蔵の「りぼん」のふろく

トークショーでは、萩岩さんが持参したふろくを手にとりながら藤本教授とふろくの思い出について語り合った。1978年に『はとポッポが歌えれば』でデビューし、代表作に『銀曜日のおとぎばなし』などがある萩岩さんは「(ふろくに描くのはマンガとはちがって)ふろく用に特化したイラスト。マンガはストーリーの流れ上、シリアスだったり悲しい顔が多いんですが、ふろくは楽しさ、元気よさ、明るさ全開で、かわいく描いてよいものばかりだったのですごく気分転換になっていた」とふろく制作時の思い出を振り返った。一方、藤本教授は「ふろくはデザインのクオリティーが高い。日本のファンシーグッズの“かわいい”の質を上げたのはふろくだと思う。特に『りぼん』のふろくは(読者の)審美眼の水準を上げていった」と指摘した。

トークショー「りぼんのふろくについて話しましょう」に登場した明治大学の藤本由香里教授

 会場には“元りぼんっ子”の観客がつめかけ、目を輝かせながら萩岩さんと藤本教授の話に耳を傾けた。観客との質疑応答で、ふろくのギャラについての質問が飛ぶと、萩岩さんは「メルヘンの世界なのでお金は関係ないです」と茶目っ気たっぷりに答えたあと「ちゃんと(ギャラは)もらっていました」と話して会場を沸かせた。“元りぼんっ子”の32歳の女性は「(ふろくの展示で『ときめきトゥナイト』の)愛良ちゃんのサマーバッグを見て涙が出そうになった。水泳は苦手だったけれどふろくのバッグにプールの道具を入れることで、気分が上がった」と興奮気味にふろくの思い出について話していた。

 

 

 『りぼんの付録 全部カタログ』には60年間分の「りぼん」のふろく約3700点がもれなく記録されているが、藤本教授は「ふろくはなかなか残っていないのでふろく研究は難しい。この本ができたことで、(ふろくについて知りたいときに)何を調べればいいかあたりをつけられるようになったのでふろく研究が進んでいくのでは」と今後のふろく研究に期待をこめた。会場を訪れた同書の著者・烏兎沼佳代さんは「ふろくの魅力は“たくましさ”。消えるもの、消費されてしまうとわかっていても(作り手は)毎号欠かさず作っていた。ふろくは本誌を支えている柱。そんなふろくがとてつもなく好きです」と話していた。

八重洲ブックセンター本店で開催中の「ふろくコレクション展」の模様

 八重洲ブックセンター本店では、烏兎沼さんのコレクションを中心に約150点の付録をりぼんの付録を展示した「ふろくコレクション展」を8日まで開催中。午前10時から午後1時まで。入場無料。

 

 

(マイナビウーマン編集部)

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