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過去のトラウマのせい? 男性に頼れない、素直に甘えることができない不器用オンナの深い理由

女性

本当なら「手伝って」「助けて」と言いたいはずなのに、それがなかなか言えないあなた。そこにはあなたの心に眠る、いろいろな問題があるからです。それを知ってもう少し足取り軽く生きてみませんか?

頼りたい、甘えたいと思った時に、それをさせてくれない幼い時代を過ごした経験

よく長男や長女に起こる現象でもありますね。「お姉ちゃんなんだからしっかりしなさい」「自分できちんとやりなさい」と言われ、兄弟のお手本となるような日々を課せられます。または頼りたいと思った時に、頼る相手が側にいなかったのかもしれません。両親が共働きとか、先生に相談したくてもなかなか構ってもらえない。さらに、迷惑をかけたくないと思ってしまう……だから自分でやる以外に選択肢はありませんでした。

頼った結果、傷ついた、ひどい目にあったというトラウマ

誰もが困った時には何かに頼りたいと思います。これは自然の摂理でしょう。ところが助けてもらった代わりに、もっと大変な要求をされたとか、その相手との関係に上下の立場が生まれてしまった……。そんなことになるなら、今後はもう頼らないと、心に誓った経験があるのではないでしょうか。親元にいるのは楽ですが、その分束縛や命令も絶えません。それならば家を出て自立した方が、せいせいすると考えるタイプ。

自己評価が低い

これも過去の経験によるものが多いのですが、自分が人の手を借りるなんて100年早いと思ってしまうのです。自分のために手を煩わすなんて、自分のために時間を割いてもらうなんて、おこがましくて仕方ない。でも、自己評価が高い人は、よくも悪くも「私は愛されて当然」「誰だって私に力を貸してくれるはず」と思っているために、素直に「助けて」と甘えることができてしまうのですね。そして、それが許される土壌で育ってきたために、言い慣れているとも言えます。また、自己評価が低い=謙虚とも言えますが、反面、自己評価が低い=劣等意識とも言いかえられると思います。「私なんて」という、拗ねた考えが、何か過去の経験で生まれてしまったのでしょう。だから頼りたくても、「どうせ力なんて貸してもらえない」と決めてかかってしまいます。

これらの経験で培ってできたプライドが不器用度を加速させる

どんな時にもヘルプを求めず、自力で頑張ってきたという自負が、やがてプライドを作り出します。するとすぐに頼る人を見るだけで嫌悪感が走り、「努力が足りない」と厳しく詰め寄る。周りの人が能無しで甘ったれにしか見えず、そこに「私の方が有能で努力家」「自立していて強い」という気持ちが生まれるのでしょう。いつの間にか見下した態度になっていて、そんな態度を見せた以上、人に頼ることなど到底できません。ますます自分で自分の首を絞めることになるのです。

特に男性への勝ち負け理論

実際頑張り屋さんで自立しているあなたですから、社会でもバリバリ働く地位についていることも少なくないでしょう。そうなると、そこでライバルになるのが男性の存在です。あなたが特に意識してしまうのは、男性に対する勝ち負けではないでしょうか。そして当然、頼ったりヘルプを求めるということは、自分の弱みをさらすことになり、それをしたら「負け」。優位に立ちたいというプライドから考えたら、頑なに頼ることを拒みます。

克服することはきっとできます

幼少期からの経験が根本になっているため、簡単に克服できることではありません。でも、もっと自分をいたわってあげること。そんなに足かせをはめず、「今日は思い切りだらだら過ごしてみよう!」と、心の緊張をほぐしてあげてください。たとえば人前で泣くことなどなかなかできないと思いますが、ひとりの時に映画や音楽、ドラマや小説などで思い切り泣いてみてください。「涙活」という言葉もあるほど、涙を流すと心の転換が図れます。

まとめ

また、あなたが頼らなくても誰かから、「手伝おうか」と言ってくれることもあると思います。そこで完全拒否するのではなく、「だったら、これだけ頼んでもいいかな」と、頼る練習をしてみましょう。男性は頼られることを、とてもうれしく感じますから、喜んで行ってくれるはず。少しでもこのラリーを続けて、徐々に頼むことに抵抗がなくなる心の流れを作りましょう。頑張って!

(鈴木ナナ/studio woofoo)

※この記事は2015年07月26日に公開されたものです

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