
30歳以降の「リスク」に備えて、貯金はしておくべき?
風呂内 まず彼女に必要なのは、「これだけ使わないと生活が回らない現状は、『リスクが高い』」ということをしっかり自覚すること。逆に、本当に貯めたいと思ったら貯まるタイプだと思うので、次のボーナスを「絶対に使わない」と決めて、大きな額を貯蓄用口座に貯めてしまえば、崩したくなくなり、どんどん貯蓄できる体質になっていけるはずです。
編集部 なるほど。では、ばんこさんの第一歩として、ムダ使いを自覚するために気軽にできるテクニックはありますか?
風呂内 現金派をめざしているばんこさんには、撮影したレシートを全自動でデータ化してくれる無料家計簿アプリを利用するのがオススメです。そうして支出の多さを把握しつつ、クレジットカードと貯蓄用口座のキャッシュカードは持ち歩かないようにする。生活費として使ってもいい口座のカードだけで生活する習慣を身につけてください。
◆今回のおさらい
・家計簿アプリで支出を把握し、生活費用口座以外は持ち歩かない
まずは、少しずつ豪華な生活をしていることを自覚することから。家計簿アプリなどを利用し、何にいくら使っているのかを可視化させましょう。その上で、特に使いすぎていると思われる「食費・外食費・交際費」と「服飾費」を見直して、それぞれ1万円ずつダウン。その分、月々の定期預金を1万円から3万円にアップを。また、「貯める」という意識づけをするためにも、次のボーナスは丸ごと貯蓄用口座へ。クレジットカード含め、持ち歩かないことで“つい手をつけてしまう”危険を回避しましょう。
(取材・文:ヨダヒロコ/六識)
※この記事は2015年07月08日に公開されたものです