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仕事よりも家事ができる奥さん希望!? 男性は結婚相手の働き方は気になる?

蒼井ニイナ

女性が結婚相手を選ぶときに、相手の職業や年収を気にしたりしますが、男性側はどうなのでしょうか? 2人で一緒に働いて家計を支えていく家庭が多くなった今、女性の働き方を気にするという人はどれくらいいるのか、社会人男性に聞いてみました。

Q.将来、結婚することを考えて女性と付き合うときに、相手の働き方(正社員・契約社員・バイトなど)は気になりますか?

 「気になる」……44.2%
 「気にならない」……55.8%

気にする人のほうが若干少ないものの、ほぼ半分に分かれる結果となりました。では、結婚相手の働き方が「気になる」と答えた人から順に、理由を見ていきましょう。

<「気になる」派の意見>

■経済面で助かる
・「フリーターより正社員のほうが安定しているから」(32歳/商社・卸/事務系専門職)
・「経済的に豊かな生活がしたいため」(28歳/金融・証券/専門職)
・「正社員でない奥さんを養うほどの余裕はないから」(25歳/運輸・倉庫/事務系専門職)

奥さんを養うほどの金銭的な余裕がないと考えている男性は、夫婦共働きを望みます。経済的に自立した稼げるタイプの女性でないと、結婚生活をしていく上で困るというのが本音。相手が結婚後にどういう生活を望んでいるのかを、事前にきちんと把握しておくのが結婚への近道かもしれません。

■子育てを優先してもらいたい
・「結婚する相手がバリバリ働く正社員だったら、子どもができたときに大変そうだからパートとかがいい」(27歳/情報・IT/技術職)
・「結婚して子どもができたらフルタイムは働いてほしくない」(36歳/運輸・倉庫/その他)

十分な収入があってお金の心配がない男性たちは、家事や子育てなど、家のことをきちんとこなしてくれる家庭的な女性と結婚したいと思っているようです。バリバリと仕事をこなしてきた女性は、結婚後の働き方は旦那さんときちんと相談して、どうするのがベストかをきちんと決めることが必要かもしれません。

■社会のことを知っていてほしい
・「責任あるポジションで仕事して、仕事の重みを知ってほしいから」(38歳/人材派遣・人材紹介/技術職)
・「正社員であるほうが、将来の計画ができていそうで評価が高い」(28歳/警備・メンテナンス/技術職)
・「結婚してからはともかく、する前は、フリーターよりはしっかり自立して働いているほうが好印象だから」(29歳/食品・飲料/営業職)

フリーターで自分がやりたい仕事だけをのらりくらりとやってきた女性に対しては、自立していない印象を持つ男性が多いようですね。結婚後の生活は夫婦2人で協力し合って築き上げていくもの。一緒に暮らしていく上で、先行き不安になってしまうのかもしれませんね。
次は結婚相手の働き方が「気にならない」と答えた人の理由を見ていきましょう。

<「気にならない」派の意見>

■内面を重視しているので
・「本人の内面とは関係がないかもしれないので。事情があれば、バイトでも派遣でも気になりません」(36歳/機械・精密機器/営業職)
・「性格が大切だから」(30歳/自動車関連/技術職)

仕事内容よりも性格などの内面重視の人は、あまり職業については気にしないとのこと。女性は子どもができれば仕事のスタイルを変えなければいけないこともあり、一緒に生活していく上で、一緒にストレスなく生活できるかどうかを重要視しているようです。

■自分が経済的に支えたいので
・「仕事は自分ががんばるから気にしない」(28歳/情報・IT/技術職)
・「女性なので仕事は意識しなくてもいいと思うから」(26歳/電機/技術職)
・「基本的には自分が働いた収入で家計を支えていきたいと思うから」(31歳/情報・IT/技術職)

自分が相手を養いたいと思っている人は、相手の職業がまったく気にならない様子。経済的に安定していて、女性を養うだけの心意気と実力がある男性はごく少数。なかなか競争率が高そうです。未婚女子はぜひ、こういう男気がある人を捕まえてください。

■仕事以外のことが気になる
・「働き方よりも金銭感覚が重要」(39歳/その他/技術職)
・「むしろ、女性は家事をしっかりこなす能力があればよい」(28歳/情報・IT/技術職)

金銭感覚や家事の能力など、一緒に生活していく上で喧嘩の原因となりそうな部分が気になるようです。相手を不安にさせてしまうほどお金遣いが荒いのは考えものですが、家事についてはきちんと努力することが大事。まったく家のことができないことが判明したら、愛想をつかされてしまうかもしれないので気をつけましょう。

女性に期待する働き方は人それぞれでした。しかし、相手がどんな価値観を持っているのかを結婚前に把握したほうが良さそうです。結婚後も、お互いがストレスなく生活できるように、自分に合った働き方をするのがいいかもしれませんね。

(蒼井ニイナ)

※画像は本文と関係ありません。

※『マイナビウーマン』にて2015年6月にWebアンケート。有効回答数120件(22歳~39歳の社会人男性)。

※この記事は2015年06月24日に公開されたものです

蒼井ニイナ

大手メディア会社のPR/編集を経て、書籍の編集&ライターに。
数千話に及ぶ世界の童話集や日本の民話集を読んで育った原体験が影響し、本に関わる仕事を志す。
2014年2月に男児を出産し、現在は育児休暇中。産後は子育てやライフスタイル、ファッション、食にまつわる本を愛読。
趣味はフリースタイルの旅で、訪れた国は20ヵ国以上。旅先が舞台となった本を読み進めながら、自由気ままに旅するのを極上の贅沢としている。

書籍紹介サイト「ホンシェルジュ」にて、コラムとインタビュー記事を担当中。
http://honcierge.jp/niinaaoi

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