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知ってた? 専門家に聞く、ほうれい線に効く「舌まわし体操」をもっと効果的に行う方法

福澤見菜子

女性最近、顔の筋肉を鍛えて、たるみやほうれい線の解消、小顔効果などを狙う、顔トレが流行っています。なかでも、舌をまわす体操をすると、効果が出やすいという噂が。そこで、なぜ舌まわし体操がそれほどまでに効果が上がるのかを、湘南美容外科の福澤見菜子先生にうかがい、検証してみました。

なぜこれほどまでに効果が!? 舌まわし体操の秘密とは?

いま、女性たちの間で話題の「舌まわし体操」。口を閉じたまま、舌を歯の表面に沿ってぐるぐるとまわします。左回り・右回りと両方あわせて10回~20回程度行います。この舌まわし体操を続けると、ほうれい線が消えたり小顔効果が出たりと、即効性すら感じられるという口コミが目立っています。舌まわし体操は、なぜここまで効果が出やすいと評判なのでしょうか?

「舌まわし体操で得られる即効性の効果については、口の周囲やあご下から首にかけての血流が改善されるためと考えられます。また、長期的には、ほうれい線は頬から口周囲にかけての筋肉がかたく凝り固まってしまうのが原因の一つなので、舌まわしによって筋肉がストレッチされることで、予防に役立つのではないでしょうか。
また、頸部(首)の筋肉も、年齢とともにだんだんゆるんできますが、舌を意識して使用することで、筋肉の衰えを防ぐことができ、フェイスラインのゆるみも予防できるのだと考えられます」(福澤先生)

こうすればもっと効果が出る! 舌まわし体操で結果を出すコツは?

では、より効果を出すためには、どのように舌まわし体操を実践すればいいのでしょうか? そのコツをうかがいました。

「舌を口の中で運動させるだけでなく、口から外まで伸ばして、大きく動かすようにすると、より大きな効果が得られると思います。また、運動後には、動かした筋肉をほぐすように優しくマッサージするといいですよ。おすすめのタイミングは、唾液の分泌を促し、口臭予防も期待できる朝や、日中の疲れが出て筋肉が凝ってくる夕方、就寝前などです」(福澤先生)

舌まわしにはリスクもある!?

しかし、舌まわし体操は、やり過ぎるとちょっとしたリスクもあるそうです。実践する際には、どのようなことに気をつければいいのでしょうか?

「舌まわし体操は、急にやりすぎると、普段使用しない後頸部(首の後ろ)の筋肉などまで疲労してしまい、頭痛や肩こりにつながる可能性があります。無理しない範囲で、長期的に続けることが大切です」(福澤先生)

ちょっとした休憩時間や朝起きたとき、寝る前のひとときなどに、短時間でできてしまう舌まわし体操。ぜひ毎日続け、ほうれい線解消や顔がひきしまる効果を実感しましょう!

(取材協力:福澤見菜子、文:石原亜香利)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.14)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2015年06月15日に公開されたものです

福澤見菜子

歴代ミス慶応グランプリの中でも唯一「専門医」の資格を持つ医師。慶應義塾大学医学部卒業後、同病院勤務を経て、東京大学医学部附属病院 形成外科・美容外科、大塚美容外科 千葉院院長を経験した後、現在は湘南美容外科に勤める。その他、日本形成外科学会専門医、日本美容外科学会(JSAPS)正会員、日本抗加齢医学会正会員、埼玉医科大学総合医療センターの形成外科・美容外科 非常勤助教など、多数の肩書きを持ち広いフィールドで活躍中。医師として、正しい美容医療の普及と実現に貢献することをライフワークとする。
URL:http://minakofukuzawa.jp/

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