【仕事・人間関係編】イマドキ女子の「職場での悩み」って？

将来の結婚、妊娠出産をはじめ、女性たちの環境はライフイベントに応じてあらゆる選択肢があり、仕事もプライベートも充実させようと全力投球すればするほど、日々の悩みはつきないもの。そんなイマドキ女子の「仕事・人間関係」事情って？　亜未さん（26歳）、克衣さん（28歳）、加奈さん（34歳）のアラサー女子3人が参加した“セキララ座談会”での、リアルな声を紹介します。

◆仕事をする上で重視していることは人それぞれ

亜未さん　私は今年で入社2年目のまだまだ新人。学生のころ、インターンシップで、雰囲気がいいなと思って今の会社に決めました。先に就職した友だちの中には、ネームバリューだけで選んで、失敗したと感じている子もいたので、私は雰囲気を重視。女性も対等に働けて、和やかな雰囲気だと感じたのが決め手に。

克衣さん　私は、今の会社は2社目です。大手企業から、小規模の会社へ移りました。今の会社のよさは、やる気があれば何でも任せてもらえる点。業務内容が部署ごとできっちり決まっている大企業とちがい、自分の能力を活かせ、評価してもらえる点が私には理想的です。

加奈さん　3人とも年齢もちがうし、仕事選びのスタイルもちがいますね。私は、大手生命保険会社から最近新しい会社へ転職しました。一般職なので、プライベートも大事にするのが私のスタンスです。ノー残業デーもちゃんとある会社で、観劇などの趣味にきちんと時間を使えるのは私にとって幸せですね。

◆職場の人間関係って本当に複雑！

克衣さん　仕事をする上で、みなさん悩みはありますか？

亜未さん　私は配属された部署が、私以外みんなおじさまだったこと。特に、最初のころは何を話していいかわからないし、飲み会の場でもどう立ち回ればいいかなど、悩みました。

加奈さん　そっか～、おじさま、いいじゃないですか！　普段から上の人とコミュニケーションを取っておくと、仕事がスムーズに進むので、仲よくなると絶対自分にとってもいいことばかりですよ。業務上言いにくい指摘も言いやすくなるし、自分ではふだん行かない、2,000円くらいのランチに連れて行ってもらえたり、ラッキーなこともあったりします。私は会社のおじさまたちの飲み会も、休日の集まりも積極的に参加していました。

克衣さん　私はどうしてもそういう考え方にはなれなくて……。前の会社がみんな仲よしで、ランチもみんな一緒、休日もみんなで遊ぶ、みたいな社風だったんですが、私は全部断っていました。仕事とプライベートはきっちりわけたいんです。

亜未さん　私もどちらかと言うと、克衣さんと同じタイプ。でも、今まさに休日の集まりに誘ってくる先輩がいて困っています。会社の飲み会にたまに顔を出すぐらいならいいけど、あまり会社にどっぷりハマりすぎるのは嫌ですね。プライベートな時間も大切にしたいし。

加奈さん　私も20代のころはそう思っていた時期もあったけど、打ち解けたほうが、業務がスムーズになる。コミュニケーションを密に取ることで仕事がサクサク進むと思えば、全然苦じゃなくなるんですよね。それも仕事のうち、と頭を切り変えれば、全然嫌じゃなくなるかも。

克衣さん　私のまわりは悩み続けるより、スパッと転職しちゃう子が多いですね。販売で商品の製作に興味が沸き、グッズの企画制作へ転職するなど、ステップアップという意味で転職を選ぶ子が多いです。

加奈さん　新卒後、ひとつの会社で続けている人は続けているし、転職を繰り返している人は何度も繰り返しているし、二分化されているかも。

◆上司と部下の間で板ばさみ状態……

加奈さん　アラサー世代はちょうど中間管理職じゃないですけど、上に気を遣いつつ、下の子たちにも疎まれないようにこなしていかなくてはならないので、ある意味大変ですよね。

克衣さん　私もだんだん人に教える立場になってきました。その際、気づいたのは男女のちがい。女性は理解力が高いのか、ニュアンスで伝わるのでラクなんですが、男性はその部分がなく、ひとつひとつ言葉に出して教えなくてはならなくて困っています。忙しいときは、“理解して！”と叫びたくなりますね（笑）。ひとりでは手に負えず、結局男性の上司に相談をしました。

亜未さん　いろいろ悩みはありますが、仕事は好き。とりあえず、今の仕事を一生懸命がんばりたいです。学生時代に学んだことのない職種の部署なので、簿記の勉強をはじめました。

克衣さん　私も今の仕事は、全然知らない相続関係の分野だったのですが、仕事をしてからどんどん興味が出てきました。これからも勉強し続けたいですね。

（高橋瑞穂／六識）

※この記事は2015年06月03日に公開されたものです