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若くても他人事じゃない! 4割以上が「自分は介護を受けると思う」と回答しつつも、介護費用の準備は9割が「していない」

自分や家族に介護が必要になった場合の心配なことは何ですか

保険ショップ「保険クリニック」は、20歳~60歳までの男女500名を対象に「介護に関するアンケート」を実施した。調査期間は2014年10月1日~3日、WEBにて回答を募集した。

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調査の結果、自分や家族に介護が必要になった場合の心配事について聞くと、もっとも多かったのが「お金」だった。ついで「自分や家族の負担」、「仕事」という結果になった。いっぽう、「今、介護資金の準備はしているか」尋ねたところ、90.2%が「していない」と答え、多くの人が介護にかかる「お金」を心配するも、実際に介護資金の準備をしている人は10%未満の現状がわかった。

また「自分は介護を受けることになると思うか」の質問には、46.2%が「はい」、53.8%が「いいえ」と回答した。「はい」とこたえた内訳としては40歳~60歳では約50%、20歳~39歳では約43%おり、若い世代でも介護は他人事だと思わない人の割合が多いことが明らかになった。

介護資金の準備については「預貯金」で備えている人が最多で、以降「株式」「保険」という順番になっている。

介護経験の有無を尋ねたところ、現在介護している人は5.0%、介護したことがある人は16.2%だった。年代別に見ると40歳~60歳までが多く、現在介護している人は8.0%、介護したことがある人は18.4%で、3.7人に1人が介護経験を持つことがわかった。

介護をしていて困ったことはありますか

介護をしていて困ったことを尋ねると、「自分が自由にできる時間がない」という回答がもっとも多かった。2位は「介護にかかる費用の確保」、3位は「先の見通しが立たない」だった。「精神的ストレス」「自分の休息ができない」という回答もあった。

生命保険文化センターの「平成24年度生命保険に関する全国実態調査」によると、介護期間は平均56.5カ月(4年9カ月)で、1カ月当たりの平均介護費用は7.7万円だった。

(エボル)

※この記事は2015年05月19日に公開されたものです

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