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日本人の味覚力は外国人より高かった 「旨味」正答率71%は外国人の正答率34%の2倍以上

スープ料理味覚分析結果「味覚力調査」より 

食品の味覚分析および分析データを用いたコンサルティング、味覚に関する共同研究を行っているAISSYは、日本人100名と外国人100名を対象に「味覚力調査」を実施し、結果を公表した。

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同調査は、日本人と外国人を比較して、基本味をどの程度感じることができるかを調べており、特に日本の食文化の重要な要素である「旨味」に焦点を当てている。調査対象者に飲料サンプルを飲んでもらい、それが甘味・塩味・酸味・苦味・旨味・無味の6種類のうちどれかを言い当ててもらうということを6回繰り返して、正解数を得点とする方法で行った。

「旨味」は、外国人100名の正答率が34%であるのに対し、日本人100名の正答率が71%と2倍以上の差があることが明らかになった。全体の傾向を見ても、日本人100人の平均点は4.9点、外国人100人3.9点と、平均点で1点の差があり、外国人に比べて日本人の方が「味覚を感じる力が強い」ことが分かった。

各国の代表的なスープ料理でそれぞれの「旨味の強さ」もを比較したところ、「日本のスープ」である味噌汁・お吸い物は、世界のスープ料理に比べて「旨味が強い」という結果が出た。代表的な嗜好飲料である緑茶・紅茶・コーヒーを比較すると、紅茶、コーヒーに比べて、日本の緑茶の特徴は「旨味の強さ」であることが分かった。

味覚分析に用いた品目の「旨味の強さ」の平均値を求めたところ、日本の料理の旨味の強さは3.04、海外の料理は2.34だった。

調査対象者 日本人100名(18~55歳の男女)、外国人100名(18~48歳の男女)
外国人調査対象者国籍内訳 中国、韓国、アメリカ、中南米、インド、東南アジア、英国、西ヨーロッパ、東ヨーロッパ、アフリカの国またはエリアから各10名

(エボル)

※この記事は2015年03月07日に公開されたものです

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