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つらい冷えに効果的! アイテムを活用して冷え性改善に期待!

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生姜とお茶寒い季節は、冷え性の女性にとってはとても辛いもの。簡単に手に入り、少しでも冷え性を改善する基本的なアイテムをご紹介します。

医師がすすめる4つのアイテム

・体を温める入浴剤

冷えの改善には、なんといっても半身浴が有効です。首までお湯につかってしまうと、長い間お風呂に入ることができず、体の芯まで温まりません。そこで、胸から下の下半身だけを38~40℃のぬるめのお湯につかります。そうすると、じっくりと汗をかき、代謝がよくなります。このときに、体を温める効果のある入浴剤を使うとさらに効果的です。長時間入るためにも、リラックス効果のある入浴剤を使ってもよいでしょう。
また、ぬるめのシャワーと42度くらいの熱めの入浴をくりかえす温冷浴も、皮膚の下の血液の流れがスムーズになり、冷え性対策に効果があるといわれています。

・体を温める食べ物を摂取

にんにくやショウガに体を温める効果があるのは有名ですが、そのほかにも体を温める食べ物は赤、黒、オレンジ色などをしています。野菜でいえば、かぼちゃ、ニンジン、ごぼうなどです。意外なことですが、朝食にありがちなヨーグルト、レタスやキュウリなどの野菜サラダ、フルーツジュースなどをとると体が冷えてしまうことがあります。絶対に食べてはいけないというわけではなく、これらは昼食にまわして、朝はご飯とみそ汁などの和食にするなど工夫をするのもよいでしょう。そして、体温を上げるためにも、朝食を抜かないことが大事です。

・安眠を誘う湯たんぽ、加湿器

冷たい布団に入ったとたん、ばっちり目が覚めてしまったという経験はありませんか?  睡眠不足が続くと、自律神経のバランスが崩れて体温の調節がうまくいかなくなり、冷え性の原因になります。そこで、リラックスして質のよい睡眠を得るために、部屋も布団も寝る前に暖かくしておきましょう。布団を温める湯たんぽや電気毛布を用意し、部屋の温度は睡眠に適しているといわれている19度くらい、湿度は50〜60%くらいにあらかじめ調節しておきます。

・漢方薬

漢方医学では冷え性を病気の元として非常に重要視しており、治療法もたくさんあります。冷え性の治療に使われるものには、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、加味逍遥散(かみしょうようさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、人参湯(にんじんとう)などがあり、体質によって飲むものが変わってきます。すぐに効果が出るわけではなく、数カ月飲み続けることが必要ですが、長い目で見ると体質改善にもつながり効果的でしょう。漢方を取り扱っている病院や薬局でご相談ください。

(文:40歳女性医師/Doctors Me、構成:マイナビウーマン編集部)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.07)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2015年03月03日に公開されたものです

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医師をはじめ、歯科医、薬剤師、介護福祉士、栄養士、獣医、心理カウンセラーの6つの士業・専門従事者を擁する、総合型の健康Q&Aサービス。2013年8月のサービス提供開始以来、『安心をもっと身近に』というサービスコンセプトのもと、医師だけにとどまらず、専門資格を持つ多様な回答者を増やし、場所や時間を気にすることなく、さまざまな悩みを気軽に相談できるサービスを実現。https://doctors-me.com/

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