働く女性がお部屋探しで遭遇した「ヘンな間取り」【イラストコラム】
お部屋探しってたのしいですよね。引っ越しする予定もお金もないのに、ちょくちょく不動産屋さんのホームページを覗きにいっては、土地を選んで、条件を設定して、間取りを見て……。そこで暮らす生活を妄想するだけでもウキウキと心躍るものがあります。
ときには、「ヘンな間取り」の物件に遭遇することも。設計者の遊び心なのか単純にうっかりなのかはわかりませんが、どうしてこんなものが……? と首を傾げたくなることもあります。
かく言う我が家もプチ欠陥住宅でして、間取り図を見た際には気づかなかったのですが、内見にいったときに「おや?」という箇所が。
私:「ここ、洗濯機置き場ありますけど、洗濯機を置いたらドアが開かないですよね……?」
不動産屋さん:「……本当ですね!!」
フローリングの1Kで、キッチンスペース(という名の廊下)とユニットバスをつなぐ場所に洗濯機置き場が設えてあるのですが、通常サイズの洗濯機を置くとドアが開かない(もちろん人も通れない)ということが発覚したのです。
上記の会話からも想像がつくように、不動産屋さんも気づいていなかったらしく……。というのも、「荘」とつくほど古い建物の風呂なし和室をむりくりユニットバス付きの洋室にリフォームしたという物件で、リフォーム後、初の入居者がわたしだったから。
一等お気に入りの物件だったので諦めがつかず、ミニサイズの二槽式洗濯機を見つけてきて事なきを得ましたが、そのドアを開閉する際はドアの側面にへばりつくようにしてドアと共に移動しないといけないので(しかも太ったら通れなくなる危険性あり)、あの洗濯機置き場を盾に取って家賃交渉をすればよかったかなぁと今でもふと思います。
とは言え、ヘンな間取りも住めば都の我が城です。
あんまり不便では困りますが、みなさんもおもしろ物件に出会ったら、モノは試しに住んでみるのはいかがでしょうか?
文・イラスト MARI MARI MARCH(マリマリマーチ)/OFFICE-SANGA
※この記事は『キッチンなのにお風呂が!? 働く女性がお部屋探しで遭遇した「ヘンな間取り」』を再構成しています。
※この記事は2015年02月27日に公開されたものです