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目指せ大人女子!常識マナー講座「接待」編

社会人として仕事をするようになると、取引先への「接待」の場に同席する機会もあるでしょう。実際に「接待」するのは上司の役割かもしれませんが、適切な準備と心遣いで、しっかりとサポートしたいものです。常識として知っておきたい「接待」の基本をまとめます。

【仕事白書「みんなの接待事情」】

まず「接待」とは?

「接待」が何なのかを理解するためには、まずその目的を知る必要があります。何か不手際があったときの謝罪として接待が行われることもあるでしょうし、単純にお互いの親睦を深め、今後の仕事をやりやすくするという目的で行われることもあります。

また、すでに進行中のビジネスを有利に運びたいときに、行われることもあるでしょう。こうした目的を考えると、接待には、お互いのビジネスの「利害」が絡んでいることがわかります。

「飲食や娯楽を共にして、お互いに楽しい思いをする」のではなく、「取引先の方に気分よく帰ってもらう」ことこそが、接待の基本です。まずはこのことを頭に入れておきましょう。

接待の心得とは……

接待を具体的に取り仕切るのは上司でも、ただそこにボーっとしていればよいというわけではありません。接待の場では、「雑用を積極的にこなすこと」や「場の雰囲気を盛り上げること」に徹する必要があります。

場のお酒が減ってきたら、状況により追加しましょう。またその場にふさわしい話題を提供することも大切です。ただ単に「趣味は何ですか?」と聞くのではなく、相手の趣味を事前に把握した上で、一歩踏み込んだ話題を提供するのがオススメです。

相手が話しやすい話題なら、きっと場も盛り上がることでしょう。

とにかく接待の場のホスト役としての役割を自覚すること。これこそが接待をする側に求められる心得だと言えます。

事前準備

さて、接待を成功させるためには事前準備が非常に大切です。まずは「どこでどんな接待をするのか」を検討しましょう。接待相手が、普段どんな食事や娯楽を好んでいるのかを把握してください。そして、それよりも「ほんの少しだけ」高級感のある接待を企画しましょう。

いくつか場所や企画を検討したら、上司に相談して決定します。

接待の内容が決まったら、それに合う会場の選定、参加人数の確認などを行います。先方の予定に合わせて日程を組む必要もあります。全て決定したら、取引先へ案内状を送付しましょう。

当日の注意

当日は、とにかく相手に気持ち良く帰っていただくために、尽力しましょう。そのために絶対に間違えてはいけないのが席次です。接待する方を間違って下座に座らせてしまったら……かなりの失礼にあたります。事前にきちんと確認しておきます。

また、お土産や帰りの車の手配も忘れてはいけません。相手を待たせることがないよう、スムーズに案内できるよう準備しておきましょう。

接待を上手く行えば、ビジネス全体の潤滑油としての役割を果たしてくれます。気を使うことも多い仕事ですが、ビジネスでのコミュニケーションには欠かせないものでもあります。上手に接待できるよう、基本を頭にたたき込んでおいてくださいね。

※この記事は2015年01月14日に公開されたものです

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