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モナコからバルバドスまで、人口は多いけど小さい国トップ5

14世紀の黒死病大流行以来、増加し続ける世界人口。2014年12月の時点で72億人といわれています。このまま増え続けたらどうなるのか、国土に対して人口が多すぎる国を見てみましょう!

【世界一小さくて、人口密度の高い島「ミギンコ島」】

1.モナコ
わずか200ヘクタールに4万人もの人口を有するヨーロッパのモナコ公国。世界でも有数のお金持ちが住んでいる、バチカンに次いで世界で2番目に小さい国です。EUには加盟していませんが、主要通貨はユーロとなっています。

19世紀にモンテカルロにカジノをつくったことから発展しはじめ、パリから鉄道路線も開通。温暖な気候により観光業もさかんで、人口増加が貧困ではなく発展につながっている少ない一例です。

2.シンガポール
本島の他に60もの小さな島々からなる東南アジアの国。700平方kmの国土に対し、人口は550万人、1平方kmあたり8000人近くが住んでいることになります。経済システムが発展していることで知られ、2013年には香港に次いで世界で2番目に自由な経済形態をもつとランキングされています。

3.バーレーン
ペルシャ湾沿岸に位置する島国のバーレーン王国は人口140万人で、1平方kmあたり1600人が住んでいます。20世紀に入ってから観光や銀行業に投資しており、中東では珍しく原油に頼らず、経済的に成功しています。

しかし、食料自給率は低く、肉や果物はほとんど輸入に頼っており、若者の失業率も高いそう。先行きは厳しいかもしれません。

4.マルタ
7つの島からなる南ヨーロッパの国で、歴史や文化が豊かな場所です。首都のバレッタは0.8平方kmでEUのなかでも最小。人口は45万人、1平方kmあたりの人口は1500人になります。1964年にイギリスから独立しました。

2011年には約41万人だった人口が2014年には45万人になっており、さらに人口が増えると財政的な問題も出てくる可能性が。

5.バルバドス
世界中の新婚さんがハネムーンに行く、活気あるナイトライフに素晴らしいビーチで有名なカリブ海の国です。432平方kmの国土に人口は23万人、1平方kmあたり660人が住んでいます。世界で51番目に豊かな国で、経済力も世界で66位となっています。

海外に移住する人も多く、人口の増加は0.33%ですが、人口密度の高さには変わりありません。

貧困や飢餓が問題となっている大国の人口増加と違い、小さな国は人口が多くても経済的に豊かなケースが多いよう。でもこのまま人口が増えれば、数十年後には政治的にも経済的にも問題が生じてくるかもしれません。今後の動向に注目したいですね。

参考:5 Small Countries With Too Many People
http://popcornews.com/5-small-countries-with-too-many-people/

※この記事は2015年01月10日に公開されたものです

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