お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

睡眠障害の原因にもなる“むずむず脚症候群”をご存じですか?

脚がむずむず■「むずむず脚症候群」の特徴的な症状
安静にしてくつろいでいるときに、脚の奥から気持ちの悪い感覚があらわれて、夜寝つけなかったことはありませんか? しばらく座っていると、脚を動かしたくなり、脚を動かすと変な感覚は消えるのに、動くのをやめるとまた脚に違和感を覚える……というような症状が見られたら、それは「むずむず脚症候群」という病気かもしれません。以下の4つが、その代表的な症状です。
1:脚の不快感(虫がはうような感じ、痛い、かゆいなど見られる症状は人によってさまざま)
2:安静時にあらわれる(座っている時や寝ているときといった、くつろいでいるときに発症)
3:脚を動かすと症状がよくなる
4:夕方から夜にかけて症状があらわれる
■重症化すると、常に動いていないとツラい状態が続く
一般的に症状が軽い場合には脚をさすったりこする程度で改善が見られますが、重症のケースでは動き回らないとイヤな感覚が消えない場合や、夕方から夜間にかけてだけではなく、日中にも症状が見られるようになることもあります。また、「むずむず脚症候群」は睡眠の質に深く関係するといわれており、罹患者の多くに不眠など、何らかの睡眠障害が見られます。
■「むずむず脚症候群」の改善&予防策

もし、こうした症状に当てはまる場合には早めに医療機関を受診するようにしましょう。病院を受診する場合ですが、「むずむず脚症候群」は睡眠に関係していることから、睡眠障害を扱う精神科や心療内科、神経内科を受診するのがいいでしょう。治療としては薬を飲むことが一般的ですが、それ以外でも日常生活に気をつけるだけでも症状の改善が見られる場合もあります。具体的には、良質な睡眠を確保するために、コーヒーなどのカフェインを多く含むものやアルコールは控えるようにして、ウォーキングなどの軽めの運動を取り入れるのがいいでしょう。また、寝る前に脚を温めるのも有効だといわれています。

■まとめ
ちょっとでも、脚がそわそわしたり、むずむずするという症状を感じている人は、早めの対策が大切です。症状が悪化しないうちに手を打ちましょう。
(文:36歳女性内科医/Doctors Me、構成:マイナビウーマン編集部)
※画像はイメージです
※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.05.31)
※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

※この記事は2014年11月19日に公開されたものです

SHARE