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朝食ブームに新風! 「クリームチーズディップ」に注目

盛り上がっている朝食ブーム。パンケーキやグラノーラ、エッグベネディクトなど選択肢は増える一方です。ここ数年を振り返ると、海外で人気に火がついたメニューが日本に上陸し、さらなるムーブメントを引き起こすというケースが多いよう。そんな中、新たな朝食ブームのけん引役として注目を集めているのが「クリームチーズディップ」です。

NYでは、通勤途中に歩きながら朝食を食べる姿はおなじみのシーン。ニューヨーカー御用達で、行列ができる店として知られる「NUSSBAUM&WU Bakery」のディスプレイには、まるでアイスクリームのようにカラフルなクリームチーズディップが所狭しと並んでいます。ドライトマトや野菜、スモークサーモンが混ぜ込まれた塩味が効いたタイプから、いちごやブルーベリーなど甘いものまでバリエーションも豊富。毎日食べても飽きることなく、ニューヨーカーたちの心を引きつけてやまないようです。

NYで人気の「NUSSBAUM&WU Bakery」。他店に比べると、ローカロリーのクリームチーズが多いとか。

NYで人気の「NUSSBAUM&WU Bakery」。他店に比べると、ローカロリーのクリームチーズが多いとか。

■日本でもじわじわ浸透

一方、日本でもクリームチーズディップはじわじわ浸透しつつあります。働く女性に人気のブーランジェリー「ゴントラン シェリエ」では2013年5月より、「クリームチーズスプレッド(オレンジ、ミックスベリー)を販売。

「女性のお客さまに大人気の商品です。『パンにつけて食べるとお菓子のような味わいで、チーズケーキのようにも楽しめる』といった話もよくうかがいます。バゲットにクリームチーズスプレッドを乗せ、ヨーグルトを横にそえると、朝食にもおすすめかと思います」(ゴントラン シェリエ・広報)

「クリームチーズスプレッド(オレンジ)」620円(税込)、「クリームチーズスプレッド(ミックスベリー)」620円(税込)

「クリームチーズスプレッド(オレンジ)」620円(税込)、「クリームチーズスプレッド(ミックスベリー)」620円(税込)

渋谷ヒカリエにある贈り物専門店「BIRTHDAY BAR」が「クリームチーズスプレッド(レモン、チャイブ」(NORTH FARM STOCK)を取り扱い始めたのは2013年6月のこと。20~30代を中心に、友だちに会う前の“ちょっとした手土産”としてラッピングを希望される人が多いとか。

「北海道産のチーズを使ったディップは野菜にぴったり。サンドイッチにするなど、急な来客のときの一品としても活躍してくれます。ホームパーティなどにお呼ばれしたときに持って行くと、クラッカーやバゲットのお供としてすぐに食べられ、気が利いた手土産として喜ばれると思います。ワインにもよく合います」(BIRTHDAY BAR・広報)

「クリームチーズディップ(レモン)」810円(税込)、「クリームチーズディップ(チャイブ)」810円(税込)

「クリームチーズディップ(レモン)」810円(税込)、「クリームチーズディップ(チャイブ)」810円(税込)

■手作りも簡単。人気の組み合わせはアボカド、かぼちゃ、はちみつ

クリームチーズディップは手作りも簡単。個包装タイプのクリームチーズと好みの食材を合わせれば、食べたいときに食べたい分だけ、ささっと作れてしまうとか。ベル ジャポンの調査によると、人気が高かったTOP3はこちら。

1位……アボカドクリームチーズディップ
アボカドとクリームチーズを混ぜるだけ。カリカリに焼いたトーストによく合います。

2位……かぼちゃクリームチーズディップ
つぶしたかぼちゃとクリームチーズを混ぜればOK。ほんのりした甘みが子どもにも人気。

3位……「はちみつ(またはメープルシロップ)クリームチーズディップ
はちみつ(またはメープルシロップ)をクリームチーズに混ぜ、お好みでくるみを入れればできあがり。パンが温かいうちに食べるのがおすすめ。

■人気の理由は

クリームチーズディップの人気の理由とは? 日本におけるクリームチーズのトップシェアブランドである「キリ」のシニアブランドマネージャー大槻敦子さんはこう解説します。

「クリームチーズディップの魅力は何といっても、個包装1個と具材を混ぜるだけで誰でも簡単に作れておいしいという点にあると思います。クリームチーズはクセがないのでどんな材料と合わせてもおいしくお召し上がりいただけます。たとえば、フルーツやジャムと合わせればデザートのように楽しめますし、ツナや刻んだハムなどと合わせると朝食にぴったりのディップになります。また、わさびや練りうめ、ごま、みそといった和風の食材と合わせるのとおつまみにぴったりの意外なおいしさが楽しめます。自宅でも手軽にお店で出すような味を楽しめる上、食卓がちょっとおしゃれになるのも魅力のひとつですね」(大槻さん)

写真左上から時計回りに「スクランブルエッグクリームチーズディップ」、「はちみつ白ごまクリームチーズディップ」、「にんじんクリームチーズディップ」。クリームチーズはいずれもキリを使用。

写真左上から時計回りに「スクランブルエッグクリームチーズディップ」、「はちみつ白ごまクリームチーズディップ」、「にんじんクリームチーズディップ」。クリームチーズはいずれもキリを使用。

一方、『ディップの本』などの著書がある料理家の渡辺麻紀さんは次のように分析します。

「朝からいくつも料理を作るのは大変だけれど、ディップなら混ぜるだけなので苦労せず、いろいろな種類が作れます。いつもと同じパンでも、ディップをたっぷりつければ、それだけで幸せなメニューに変わるんです。とりわけ、キリのクリームチーズはコクがあり、クリーミーでなめらか。混ぜやすいのでディップを作るのも簡単です。個包装タイプなら、一人分だけささっと作れて便利です」(渡辺さん)

いつものパンがおしゃれに変わるクリームチーズディップ。忙しい朝から週末のホームパーティまで、さまざまなシチュエーションで活躍してくれそうです。

(島影真奈美+ガールズ健康ラボ)

(参考)キリ ディップレシピサイト
http://www.bel-japon.com/enjoy/kiridip/

※2014年11月13日、本文の一部に修正を行いました

※この記事は2014年11月13日に公開されたものです

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