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相手との距離を縮めたいとき、相手の「拡張自我」を攻めるといい理由

気になる人がいるのに、なかなか距離を縮めることができない……そんなお悩みを抱えている人はいませんか? 今回は、悩ましい状況を打開する糸口になる……かもしれない、「拡張自我」が引き起こす心の作用を利用して、相手との関係を近づける方法をご紹介します。

「拡張自我」って何?

そもそも「自我」とは、自分の内側にある存在ですよね。しかしこの「拡張自我」というのは内側ではなく、主に外側に存在します。例えば着ている服やアクセサリー、職業や仕事、家や車、そして家族やペット、さらに友人までも「拡張自我」の範囲と考えることができます。私たちは、それら「自分の身の回りのもの」も「自分」と捉える傾向があるのです。

ひとつ例を挙げてみましょう。例えば、あなたが身につけている時計がお気に入りの高級ブランドのものだとします。それだけで、自分自身にちょっとだけ自信が持てたりしますよね。逆にちょっと気の抜けた格好をしているときは、「誰にも会いませんように」と思ってしまったりしませんか? 身につけているものや、自分を取り巻くモノ・環境も「自分の一部」と捉えているからこそ、そんな思いをするわけです。

「拡張自我」は話のきっかけに最適

さて、あなたが距離を縮めたいと思っている相手がいるとします。しかし、まだほとんど話したことのない相手の場合、会話のきっかけがつかめず、困り果ててしまう……なんていうこともありますよね。

そんなときは、相手の持ち物を話題にしてみましょう。例えば身につけている時計や文房具。ネクタイやスーツなどでも構いません。何か特徴を掴んで話しかけてみてはどうでしょうか。

そしてできることなら、ちょっとした褒め言葉も挟んでみます。「素敵なネクタイですね」「面白いボールペンを使ってますね」といったことを切り口に話しかけてみてると、自然な褒め言葉も出やすい上、相手を直接褒めるわけではないので、お世辞ととられにくく、意外と自然な感じで褒めることができます。

愛用品で距離を縮める

あなたには普段愛着を持って使用している物はありますか? 実は、よく身につけているものや、愛用しているものを触らせることは、それを使用している本人に直接触れるのと同じような心理効果があるのです。

もし気持ちの距離を近づけたい相手がいるのなら、自分の愛用品を触らせることにチャレンジしてみましょう。例えば、筆記用具を貸してあげる、新しいスマホを触らせてあげる……こんなことでも、相手との距離を縮めることができます。

たあいもない、ちょっとしたきっかけではありますが、それらの積み重ねが彼との距離を近づけてくれるかもしれません。機会を狙って、ぜひお試しあれ。

(ファナティック)

※画像は本文と関係ありません

※この記事は2014年10月23日に公開されたものです

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