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部下に二度と同じ失敗を起こさせないために効果的なのは、「沈黙」だった!

部下が失敗を起こしたときに、つい感情的になって相手の言葉に聞く耳を持たないまま、叱りつけてしまっていないでしょうか? 失敗したのは相手が悪いとはいえ、それを責め続けてもあまり効果はありません。こんなときこそ「沈黙」を上手に使ってみましょう。

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部下が失敗したときは、「沈黙」で問題に向き合わせよう

部下が失敗をしてしまったときは、どうしてその失敗が起こってしまったのか、自分のどんな行動がミスを招いてしまったのかを十分に考えさせる必要があります。そして失敗やミスに向き合わなければならないときほど、「謙虚になり、静かに自分と向き合う時間」が必要になります。

しかし部下が失敗したときにひたすら叱りつけてしまうと、部下は自分が悪いとはいえ、「自分だけの責任じゃないし、周囲からの助けも足りなかったんじゃないだろうか?」と謙虚さを失ってしまうことがあるのです。またただでさえ落ち込んでいるときに、人から責め続けられると、問題に向き合うよりも「自分を守らなければ」という自己防衛本能が先に働いてしまうこともあります。

部下が失敗をしてしまったときは、上司はそれをただ責めるのではなく、部下がうまく問題に正面から向き合えるよう誘導してあげなければなりません。そして、そんなときに「沈黙」がとても有効なのです。

部下に問題と向き合わせるときは、質問→沈黙→相づち→質問の繰り返しで

部下に冷静に問題と向き合わせるときは、部下に考える時間を作りながら質問を重ねていくのが効果的です。また質問は、「WHY?」ではなく「WHAT?」で投げかけていくのが大事。「なぜこうなったのか」は部下を遠回しに責めているように聞こえるからです。

「今回の失敗は、何が原因だと思う?」等の質問を投げかけたら、「ゆっくり考えてみなさい」と声がけをして、沈黙を守ります。部下が考えをまとめて話し始めたら、適度に相づちを打ちながら、部下が自分の考えを掘り下げられるように「質問」と「沈黙」で手助けをしていきましょう。

部下に同じ失敗を二度とさせないようにするには、まずは失敗と正面から向き合わせることが肝心。安易に部下を感情的に叱りつけてしまうと、その失敗を他人の責任にすりかえたり、棚あげしたりしかねません。「沈黙」をうまく使って、問題を真正面から捉えてもらえるように手助けしていきましょう。

※この記事は2014年10月06日に公開されたものです

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