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沈黙は金!進行上手はやっている沈黙テク「チンテク」とは?

人によっては、沈黙がとにかく苦手。5秒でも沈黙ができたら、埋めようと必死になってしまうという人もいるかもしれません。

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ただし沈黙は、決して悪いことばかりではなく、場合によってはコミュニケーションに活用することも、自分を守るためにも使うことができるのです。ここでは沈黙を上手に使う「チンテク」をご説明します。

チンテク1.会議で意見を促したい時には、司会者が一次的に「沈黙」するのも効果あり

例えば自分が中心になって、会議の場で意見交換を進めなければならない時、意見を促しても「誰も手を挙げない」、「誰も口を開こうとしない」時ってないでしょうか。

そんな時には、つい焦って自分ばかり話したり、聞き手に詰め寄って無理に意見を促そうとしたりしがちですが、「沈黙」することで意見が出る場合もあります。それは「沈黙が苦手」な人が多いからです。誰かの言葉を引き出したい時、「沈黙」は役立つ方法です。

チンテク2.「沈黙」は、相手に想像を促したい時にも役立つテクニック

「あ・うん」の呼吸を相手に求める時、「詳細は話せないけれど、なんとなくわかってほしい」という時にも、沈黙はとても役に立ちます。

例えば会社の裏事情は話せないが、方向性を部下に理解させたいという時や、誰かに不幸があり、それを全部は話せないという時などに沈黙を利用します。あえて沈黙を使うことで、「大体こんなことがあったのだろう」と相手が想像してくれ、自分から詳細を語らなくても相手に理解させることができます。

チンテク3.興味や関心を引きたい時にも、「沈黙」が有効

沈黙は自分の話を、相手に興味や関心を持ってもらい時にも、使える方法です。例えば相手に怖がらせるような話をする時には、よく沈黙が使われます。

沈黙を使うことで、「これから何が起こるんだろう?」という好奇心をわきたて、「何か自分がびっくりするようなことを、話そうとしているのかもしれない」という興味や関心を引くことができます。また沈黙を破って語られる言葉に、意外性があればあるほど相手に強い印象を与えることも可能です。

チンテク4.「NO」を言いたいけれど、言えない時にも「沈黙」が役立つ

立場的に自分が弱く、口に出して「NO」とは相手に言えないという場面なら、ぜひ沈黙を使ってみましょう。

ただしこの場合、相手が折れてくれるまで沈黙を続けなければならないなど、根気や忍耐が必要になる場合もあります。相手が沈黙で「言いたいことを、わかってくれる相手」なのかは判断する必要がありますが、沈黙で意思を伝えられる相手なら、「NO」が言いにくい場面で役立ちます。

チンテク5.交渉で決裂しそうな時、ケンカになってしまった時にも、沈黙が効果アリ

交渉が決裂しそうな時、ケンカで感情的になってしまった時にも、沈黙は使えます。お互いに冷静になり、事態を見直す必要がある時、沈黙はそのきっかけづくりをしてくれます。

ただし事態の収束のために必要な決定権を握るのは、「沈黙を破る方」にあることも多いもの。沈黙を破る時は、冷静になってお互いのための考えを口にするようにしましょう。

沈黙は気まずさを生むだけではなく、使い方によっては相手の意見を引き出したり、自分の気持ちを伝えてくれたりする方法です。いろいろな使い方をぜひ試してみてくださいね。

※この記事は2013年08月31日に公開されたものです

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