「結論から」or「順を追って」?話し上手は、2つの話法を使い分けている!
「人前で話すのが苦手」という人は、結構多いですよね。たしかに、ずっと聞き手に興味を持たせたまま話をするなんて、至難の業かも……。では一体、どんな風に話せば、相手が興味を持ってくれるのでしょうか。今回は、有名な2つの話法についてご紹介します!
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最後にオチをつける、「クライマックス話法」
国語の授業で習うような、起承転結がきちんとした話の内容で、最後に結論を述べる話法。これを「クライマックス話法」と言います。もったいぶって話をしたいときや、話の最後にオチをつけて場を沸かせたりしたいときに、この話法は有効です。
また、聞き手が前置きや形式にこだわる人の場合や、最初から話を聞く姿勢が出来上がっている場合も、順を追って話をすると喜ばれるでしょう。
結論を先に言う、「アンチ・クライマックス話法」
一方、結論や主題を最初に切り出し、後からそれを説明づける話し方を「アンチ・クライマックス話法」と言います。テレアポや営業トークなど、相手が積極的に話を聞こうとしていない場合は、興味や関心を引くためにとても効果的です。
ビジネスの場において、時間のムダは最も嫌われるものの1つですから、長ったらしく前置きを述べるより、論理的に話す法が好まれるシーンも必然的に多くなります。
話し上手は、2つの話法を使い分けている!
全く違う2つの話法をご紹介しましたが、どちらの方が優れているかということは、一概には言えません。聞き手が話の内容に興味を持っているなら「クライマックス法」でじっくり話す方が良いですし、興味を示さない相手の注意を引きたいなら「アンチ・クライマックス法」の方が功を奏するでしょう。
話し上手な人は、この2つの話法を上手く使い分けています。自分の置かれた状況と相手の状態を見極め、その都度、どちらの話の組み立て方が適しているのかを判断しているのです。
話し方に、正解・不正解はありません。それだけ、コミュニケーションは奥が深いものです。しかし、「こういうケースでは、この話法が有効」という知識があるだけでも、状況を打開できるかもしれません。ぜひ、あなたもこの2つの話法を実生活で使ってみてくださいね!
※この記事は2014年09月04日に公開されたものです