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マリメッコの大人かわいいインテリア「模様替えの秘訣3つ」

多くの人に愛されているマリメッコ。ウニッコモチーフのユーロ硬貨が発行されるほど、フィンランドでは国民的な存在です。日本でもバッグや服といった、ファッションに取り入れている人も多いのでは?ところが、インテリアで柄物同志を組み合わせとなると、ハードルがグンと高くなります。そこで、フィンランドのモデルハウスで見つけた、マリメッコのインテリアから素敵なコーディネートの秘訣をご紹介します。

■ポイント1:モノクロで統一する
白、黒、あるいはグレイといった無彩色でまとめた、ユニセックスなインテリア派でも、マリメッコのモノトーンテキスタイルには共感を抱く人もいることでしょう。自然環境からインスパイアされた有機的なモチーフを大胆な柄にアレンジしたものは、マリメッコならではのモダンな仕上がり。たとえ絵柄が異なるものをいくつか組み合わせても、くどくならずにしっくりとまとまります。

他のメーカーのテキスタイルを使って、ベッドやソファ廻りをまとめるときにも、マリメッコ流で仕上げてみましょう。たとえば、丸や四角、三角といった幾何学模様のクッションや枕に、植物モチーフの柄を一つ加えて、一番面積の大きいシーツやマルチカバーにストライプを用います。どれもモノトーンなので、それぞれ別の柄でも自然と調和します。

■ポイント2:キーカラーでつなげる
マリメッコと言えば、色彩の豊かさが魅力。ウニッコのテキスタイルを見ても分かる通り、柄の大きさと色の組み合わせによって、華やかになったりシックに見えたりと変幻自在です。入念に計算されつくしたテキスタイルは、異なる色柄同志を組み合わせても、それによって個性が引き出されることになります。

では、私たちがインテリアでチャレンジするとしたら、どうしたらいいでしょう。そのポイントは、キーカラーを一つ決めておくことです。たとえば、インパクトのある赤とか青で引き締めるといった具合。そして、寝室であればカーテンと枕カバーとベッドカバーに、その色が使われている柄を選びます。さらに、3種類の柄を組み合わせるとしたら、面積の大きいアイテムの一つに、白地のストライプ柄を加えること。ラインの入ったテキスタイルを合わせると、不思議なことにしっくりまとまります。

■ポイント3:白木と組み合わせる
ひとり暮らしの部屋でも、床がフローリング仕上げの物件が増えています。そして、壁と天井はホワイトのクロス仕上げで、清潔感のあるインテリアが殆どです。家具もパイン材やビーチ材など、ナチュラルカラーのものが合わせやすいので、北欧風インテリアのイメージにピッタリです。モノトーンであれカラフルであれ、いずれにしてもインテリアの素材として白木が重要な役割を果たします。

できれば無着色で、シナベニヤのような白木の木肌感のある家具を使うのがおすすめ。ホワイトで光沢のあるものは避けたいところ。ホワイトのカラーボックスがある場合は、布で覆うのも手です。そして最後に大事なことは、室内に出ているモノをコントロールすること。ゼロにしなくても、何を何処に置くのかをきちんと決めて、出してあるモノもインテリアの一部として計算に入れましょう。

文:すはらひろこ
整理収納アドバイザー認定講師・一級建築士・インテリアコーディネーター。インテリアのプロならではの収納術が、オシャレでやる気がわくと好評。片付け講座を定期開催するほかテレビ・雑誌でも活躍。著書「朝、着る服に迷わないハッピー収納術」(大和書房)、「1分からはじめるかたづけ術」(だいわ文庫)、「無印良品で覚える収納のコツ」など著書・監修書多数。【片付けちゃお】

※この記事は2014年08月27日に公開されたものです

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