お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

貯まらない女子必見! FP目線で「クレジットカードを使っちゃダメ」なタイミングとは

大竹のり子

大竹 まず、クレジットカードは原則、1枚。メインで使うカードを決めておいたほうが、収支を把握しやすいですからね。ただし何かの拍子にメインカードが使えない場合に備えて、サブカードとして2枚目を持っておくのはいいでしょう。

もし複数枚を同時に使っているのであれば、引き落とし口座は必ず同じにすること。引き落としのタイミングを選べるのであれば、できれば日にちも合わせたほうがベター。いつまでにどのくらいのお金を口座に残しておけばよいか、見通しが立てやすくなります。

編集部 なるほど。確かにそのほうが、カードの管理も家計のやりくりも楽ですね。では、使う際に注意したいことは?

大竹 カードを使ったタイミングを支出月と考え、すぐに支出額を家計に計上するということですね。カードで支払っても当月の収支が合ってさえいれば、翌月に請求が来てもその分のお金は口座に残っていますので、「引き落としの際にお金が足りない!」という不安もなくなるはずです。

編集部 そのためにはやはり家計簿をつけておいたほうがいいのでしょうか。

大竹 そうですね。現金払いのものと合わせて「今月いくら使っているのか」を把握しておくことは大切だと思います。または、カードで買ったらその分を口座から引き出しておく、という方法もあります。

編集部 ということは、クレジットカードを使う際は一括払いにして、次回の請求日で支払いを完結させるべきなのでしょうか。相談者の中には「リボ払いが溜まってしまっている」と悩んでいる人もいますが……。

大竹 はい、リボ払いは避けましょう。リボ払いは、利用の件数や金額にかかわらず月々の支払い額が一定になる仕組みですが、支払いをしている間にまた別の買い物をするなど無計画に使えばなかなか返済が進みませんし、ムダに金利もつきます。これでは返済残高が膨らむばかりです。

編集部 あくまでクレジットカードは現金と同じ位置づけで考えないといけないということですね。では、「リボ払い予定額が膨れ上がっている」という人が家計を正常化するにはどのようなステップを踏むべきでしょうか。

次ページ>ダラダラ返済はNG。ムリのない返済期間の目安とは?

次のページを読む

SHARE