好きな気持ちを上手にバラす方法―恋に効く大人の人間関係の作り方
大人の人間関係において誰かに対する「嫌い」な気持ちを知られるなんてご法度。「好き」な気持ちを上手にバラしながら人間関係を作ります。もちろんこれは恋愛としての「好き」という気持ちだけじゃありません。
嫌いじゃない程度の「好き」でも十分にバラす価値アリですよ。すべての「好き」をバラしていくことで、誰からも嫌われることなく、むしろまあまあ好かれていきます。「好き」な気持ちをバラす練習をしていくと、大人の人間関係の作りかたが上手になります。さらにプラスアルファで、恋愛でも特別な女性にもなりやすくなっていきますよ。
■目を合わせて
あたりまえのことなのに、意外とできていないことって多いんですよね。なにしろその大切さに気づいてもいないので、できていないということもわかっていないのです。たとえば、目を合わせてから、言葉を発してみましょう。
恋愛対象ではない人となら、気軽にできることなのに、ちょっと気になるあの人には、目を合わせるということだけでも、なぜか照れくさく心配になりますよね。朝のあいさつも、仕事のやりとりでもさっと目をそらしてしまえばかかわりの効果も半減します。初対面からけっこう長い付き合いになっても、言葉を発するときは目を合わせることは基本です。
いくら明るい声であいさつしても、目を合わせないと適当にあしらっているように思われてしまうかもしれませんよ。目を合わせ、相手の表情を見ることは、相手に見られるということ。目があったときのほほえみは、あなたの印象をよくすることまちがいなしです。
■頼りにする
恋愛にかぎらず、「あなたを信頼しています」という気持ちを表すことでどのような人間関係でも格段によくなります。信頼するということは、相手を信じ、頼りにする(頼む)ということです。嫌いな人を頼りにする人はいません。声を掛けることが苦手で、人に頼むよりも「自分でやるからいい」とがんばってはいませんか?
それが原因で人間関係を作れなかったり壊したりしてしまうこともあるんです。「ひとりで生きていける人」と誤解されたり、「僕は必要のない人間だ」と相手に思わせてしまってはもったいないですよね。遠慮することは誰のためにもなりません。まずは簡単なことからお願いしてみましょうね。
■感謝する
「ありがとう」を言われる場面を増やすのではなく、「ありがとう」を言う場面を増やしましょう。好かれることが勝ちのように思う人は感謝されたがりますが、そのぶん感謝する場面が減ります。「ありがとう」と言われて嫌な気持ちになる人はいません。それどころかうれしくなります。「ありがとう」は相手に自信を与えます。だから、できるだけ多くの人に届けたい言葉です。頼りにすることができれば、感謝する場面も増えていきます。してもらった行動や相手のすてきな人間性について具体的に言葉にして感謝の言葉を伝えましょう。確実に好かれます。
■プラスアルファ
ほかの人(恋愛対象以外の人)に対して自然にできることが、恋愛対象だと思うとできなくなってしまうことってありますよね。好きだと思えば思うほど、その気持ちがバレないようにと意識して、そっけなくなり、冷たくしてしまうのです。これでは仲よくなるどころか、嫌な印象を与えてしまうだけです。
まずは勇気を出して、ほかの人と同じように接することは大事です。それだけで嫌いじゃないことは伝わります。少なくともほかの人と同じくらいに好きだという気持ちも伝わります。さらにプラスアルファの気持ちを伝えていくことで、彼にとっても気になる人になっていきます。
■羽林由鶴からのメッセージ
好きな気持ちを今まで隠してきた人にとっては、「えー、恥ずかしい」と思うことが多いかもしれません。でも、そのままでは残念ながら、ステキな大人男性との距離は縮まらないまま。だからといって、いきなり告白することやベタベタすることはマナー違反。日常の場面においてのさりげない好意の表現の仕方を身につけてしまいましょう。少しずつやれそうなときにやれそうなことを試してみると、相手の反応が変わることに気づきますよ。
(羽林由鶴)
※この記事は2014年08月21日に公開されたものです