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【今宵、川崎家にて。】彼のお世話がやめられないあなたへ

川崎貴子

根拠その5 「投資案件として不確定だから」

無理してでも家事をやってしまうのは、やはり「結婚」というニンジンが目の前にぶら下がっているのがいちばんの原因だと思います。しかし、それは本当に投資してしかるべきニンジンなのでしょうか?

私の友人男性の話なのですが、彼は20代の頃モテまくっていたそうで、彼女が常時4人はいて、順番に一切の生活の世話を無償でしてもらっていたそうです。

しかし、実際に彼がプロポーズをしたのは、5番目に現れた女性。

彼女は、彼の部屋も片付けないし、洗濯も料理もしない。ただ、時折思いついたように料理を作ってくれたことがあって、理由を聞いたら、「今は作ってあげたい気分だから」と。

5番目の彼女は、自分がやりたいときだけ、楽しそうに作ってくれたのだと。そこに惚れてのプロポーズって、ほか4名の彼女達の、立つ瀬の無さたるやはんぱない(涙)。

でも、そんなものなんですよ。投資も恋愛も結婚も。予定不調和に無情に動かされていくものなのです。そして、自己犠牲の精神で恋愛すると、結局いい事がないというのは、我々が若い頃既に実証済です。

今後、彼に何かしてあげたい、しなきゃ! と思った時には、「今は本当にやりたいと思っているか?」「楽しめるか?」「無理をしていないか?」を3回自分に確認してから実行いたしましょう。

「男女平等」を不平等にしているのは、実は私達女性の思い込みだったり、私達女性が古い因習に囚われ過ぎたりしていて発生するものかもしれません。自分が本当はどのように生きたいのか? そこにフォーカスして毎日を楽しく過ごすと、結果(仕事も恋愛も結婚も)が付いてくるのも我々は実証済みですから(笑)。安心して挑んでくださいね。

※この記事は2014年08月07日に公開されたものです

川崎貴子

1972年生まれ。埼玉県出身。1997年に働く女性をサポートするための人材コンサルティング会社(株)ジョヤンテを設立。女性に特化した人材紹介業、教育事業、女性活用コンサルティング事業を展開。女性誌での執筆活動や講演多数。著書に『結婚したい女子のための ハンティング・レッスン』(総合法令出版)、『私たちが仕事を辞めてはいけない57の理由』(大和書房)、『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。』(KKベストセラーズ)、『上司の頭はまる見え。』(サンマーク出版)がある。2014年より株式会社ninoya取締役を兼任し、ブログ「酒と泪と女と女」を執筆。婚活結社「魔女のサバト」主宰。女性の裏と表を知り尽くし、フォローしてきた女性は2万人以上。「女性マネージメントのプロ」「黒魔女」の異名を取る。10歳と3歳の娘を持つワーキングマザーでもある。

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