失敗例から学ぶ、「意外と繊細」な男心を傷つけないための心得3つ
男と女は脳の仕組みも大きく異なると言われ、理解し合えない部分があるのも当然です。特に女性にとって厄介なのが、男性の「意外と繊細」な部分。何気ないひとことで落ち込ませてしまうケースは多いものです。今回は、うっかり男心を傷つけてしまったエピソードを紹介します。
■「今日は私が」は禁句!?(カオルさん/28歳/商社)
「お金のことが原因で、彼氏を怒らせてしまったことがあります。私と彼氏の収入は同じくらい。ただ、彼は趣味や遊びにお金を使うタイプなので、給料日前になると懐が寂しくなるようでした」
それでも、彼はデート代を「男が出すもの」と考えているタイプだったので、すべて支払っていたそう。カオルさんも甘えていたそうなのですが……。
「あるデートで、私が以前から行きたいと言っていたレストランに行きました。そこは少し高級なお店。ちょうど給料日前だったので、彼は懐が寂しいはずです。だから、その食事代は私が出すつもりで『行きたい』と言ったんです。でも、支払いのときになって私が『今日は私がおごるから』と言ったら、彼は拒否。『俺が出すって!』の一点張りです」
彼の負担を減らそうと思って『おごる』と言ったカオルさんですが……。これが、彼の男心を傷つけてしまったようです。
「彼は黙って伝票を手にレジへ。帰り道は、一切口をきいてくれませんでした。次に会ったときはいつもの彼だったので、怒った理由を聞いてみたんです。すると、彼は『彼女にお金の心配をされるほど、惨めなことはない』と。
たった一度、食事代を出すといっただけで、まさかこんなに傷つくとは……。会計の段階になって『おごる』と言い出されたことも気に入らなかったようなので、お店選びの段階で『私にご馳走させて』と言っておけばよかったのかも」
「デート代は男が出すもの」とこだわっている男性は意外と多いのでしょうか?
●心得その1
彼氏に対して、うかつに「おごるよ」と言ってはいけない。特に会計の段階になって自分が支払うと言い出すのは厳禁。どうしてもご馳走したいなら、デートプランをたてる段階で前もって伝えておくこと。
■彼に任せるのが一番?(サクラさん/26歳/自動車関連)
「元カレの話ですが、食事のお店選びについて、プライドを傷つけてしまったことがあります」
お店選びは基本的に彼にすべて任せていたというサクラさん。しかし、いつもそれでは負担になってしまうのではと考え、自分が食事の店を予約することを提案したそう。
「『時には私が』という軽い気持ちでした。それで、女友だちから聞いていた少し高級なイタリアンレストランを予約。雑誌などでも紹介されているような、オシャレな店でした。食事をしている間は彼も楽しそうだったのですが……。店を出ると次第に口数が少なくなって。理由を聞くと、『本当はいつも、こんなオシャレな店に行きたかったんだな』と」
自分の選んだ店では、サクラさんが満足していなかった。そう感じて落ち込む彼。「そんなことないって」というサクラさんの言葉も、彼には届かなかったそうです。
「それから、かなり長い間引きずっているようでしたね。正直『面倒くさいな……』と思いました。でも、彼にとってはそれほど落ち込むようなことだったのでしょう。それ以降、なんとなくデートのプランをたてるのが気まずくなってしまって。彼との関係はうまくいかなくなりました」
「そんなことで!?」と思ってしまいますが……。プライドの高い元カレにとっては、きっと深く傷つく出来事だったのでしょうね。
●心得その2
食事の店選びは男性に任せた方が無難。特にプライドが高そうな男性なら、極力店選びは任せること。
■聞かれたから答えたのに……(アッコさん/31歳/教育関連)
「彼氏から何気なく、『前の彼氏ってどんな人?』と聞かれたので、うっかり『けっこうイケメンだったよ。俳優の○○みたいな顔』と言ってしまいました」
この何気ない発言が、彼氏の心を傷つけてしまいました。突然不機嫌になり、「どうせ俺はイケメンじゃないですよ」などと言いはじめたのだとか。
「元カレのことなんてすっかり忘れていたんです。だからうっかり言ってしまったんですが……。彼はふてくされてしまいました。そんなささいなことで機嫌を損ねている彼を見ていると、なんだかこちらも腹が立ってきて。ケンカになりました」
ケンカはその場限りでおさまったそうですが、アッコさんは「元カレの話はするべきではない」とあらためて感じたそうです。
●心得その3
たとえ彼氏から聞いてきた場合でも、元カレの話は絶対にしないこと。
どこに男性を傷つける地雷が隠れているのか。女性にはなかなかわからないですよね。「男心は繊細」。念のため、そう思って接したほうがよさそうです。今回学んだ3つの心得を、ぜひ今後の男性とのおつき合いに生かしてみてください。
(OFFICE-SANGA 森川ほしの)
※この記事は2014年08月03日に公開されたものです