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「察してほしい彼女」と「気づかない彼氏」の行く末とは

川崎貴子

私は、恥ずかしながら仕事で、職場の人間関係を円滑にしたり、マネージメントのスキルアップのために、コミュニケーションやコーチングを教える仕事もしたりしています。

ですから、関係がおかしくなった場合の修復方法など、いくらでもチャレンジできた筈なんです。

それでも私は頑なにやらなかった。それは何故か?

「私だって会社を経営しているのに。そして、今が正念場でとても大変なのに。
おまけにはじめての赤ちゃんが0歳でほとんど眠れていないのに。
どうして私が怒っている事を察してくれないわけ?

なんで私がプライドを捨てて、歩み寄らなければいけないの?
私が悪いの? 貴方だって悪いでしょ?」

当時の私は心の中で、何度もこの台詞をこだまさせ続けました。

そして、何の手も打たずに無視を決め込んだ結果、
取り返しがつかない程関係は冷え切って離婚へと至ったというわけです。

私は、離婚そのものよりも、自分が関係修復に対して「さぼった」という点に置いて、
いまだに自分を許せないでいます。
そして、身を持ってわかりました。

恋愛対象や結婚相手に、本当の自分を見せず、
自分の意見を意見として伝えないのは、相手を無視しているのと同じことです。

それがたとえ彼の趣味や意向と違っていようとも、です。

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