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夏は靴内湿度急上昇!靴の臭いをなくす方法とは?「中敷き」「ローテーション」

夏は靴の中が蒸れて高温多湿になってしまいがち。そうすると、気になるのは靴の中の臭いです。特に長時間靴が履きっ放しになる仕事だと、帰宅して靴を脱いだときに靴からむわわわ~んと嫌な臭いがすることはあるでしょう。

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今回は、現役の靴屋の店員さんに、夏場の靴の臭いをなくす対策を聞いてみました。

インソールで手軽に防臭対策!

――靴の臭い対策ですが、どんなことをすればいいのでしょうか?

まずは靴の中に敷くインソール、つまり中敷きです。防臭・脱臭の効果があるもの、また湿気を吸収してくれるものがあります。インソールを使うことでかなり変わってきますよ。お手軽ですが、意外と皆さん使っていませんね。

特に男性はあまり使っていないように思います。

――だいたいいくらくらいするものなのでしょうか?

インソールは1,000円前後で購入できます。わりと長持ちするものですが、一応替えを買っておくとひと夏は余裕ですね。

――中敷きと聞くと、どうしてもダサいイメージがありますね。

女性用でもおしゃれなデザインのものも出ていますし、昔ほどオヤジ臭さはないですよ。若い人でも使ってもらいたいですね。

――他にはどんな対策がありますか?

足の汗が原因となって靴が臭くなってしまう場合もあります。靴下やストッキングも通気性の高いものをはくようにするなど、工夫するといいと思います。どうしてもたくさん汗をかいてしまった場合は靴下をはき替えたりするといいですよ。

あとは靴も通気性のあるものを選ぶなどするといいですね。通気性を高めたビジネスシューズも多く出ていますし、湿度をうまく分散させるようなインナー素材のものもあります。靴を購入される場合は店員にいろいろ聞いてみるといいですよ。

靴のローテーションで靴をしっかり乾燥させる!

――靴自体では、他にどんな工夫をすればいいでしょうか?

やはり靴の湿気をできるだけなくす工夫が必要です。一度履いた靴は風通しのいい場所で干したりするといいでしょう。靴箱も湿気がこもらないような工夫をするとなおいいですね。あと、同じ靴を毎日はかないで、3足くらいで使い回していくのが理想です。

毎日同じ靴を使うと、湿気がどんどん蓄積していって臭くなりやすいですし、何より靴の寿命が縮みます。

――お気に入りだからといって、毎日履くのは厳禁なのですね。

特に男性は毎日同じ靴でもいいと考えている人が多いと感じるので、お気に入りを何足か持っておくと臭い対策にもいいと思います。あと、革靴の場合はシューキーパーがあると湿気対策や型崩れを防ぐのに一石二鳥です。

――なるほど。よくお手軽防臭対策で「十円玉を入れるといい」と聞きますが、あれはどうなのでしょうか?

銅の成分の効果で臭いの原因を抑えることができるそうですが、インソールの方が確実だと思います。履くときは十円玉を取り除かないといけませんし、湿気を取る効果はないので、「気休め程度」と考えるのがいいかと……。

靴屋の店員さんからのアドバイスとしては、

・インソールを活用
・通気性、吸湿性の高い靴下やストッキングをはく
・臭いや湿気対策の靴を選ぶ
・何足かでローテーションさせる
・シューキーパーを使う

などが靴の湿気と臭いの対策になるとのことでした。

足は臭くないけど靴は臭い……という人は、試してみてはいかがですか?

(中田ボンベ@dcp)

※この記事は2014年07月13日に公開されたものです

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