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築地の仲卸!鯨刺身定食が1,250円と手軽なお値打ち価格「鯨の登美粋(くじらのとみすい)」

色鮮やかで臭みもまったくなし。鯨肉の先入観をくつがえしてくれる「鯨刺身定食」1250円

築地場内で仲卸をはじめて8年。鯨食文化普及のためのアンテナショップ的な位置づけで3年前に場外西通りにイートイン付きの直販店としてオープンした「鯨の登美粋」。

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「おかげさまで、徐々にですが一般のお客さまに加えて魚屋さんや料理店の店主にも鯨肉を買い求めていただける機会が多くなっています」と顔をほころばせる代表の松本宏一さん。
ランチタイムの営業では、仲卸だからこその品質と手ごろな価格で数種類の鯨メニューを食べることのできる築地でも貴重な店だ。

●赤身と皮のうまさがダブルで味わえる刺身定食
おすすめは、なんといっても鯨の善しあしがはっきりとわかる「鯨刺身定食」1250円。
臭みなくしっとり柔らかで肉のうまみも感じられる赤身8切れに、黒い皮の下の脂肪の部分を薄切りした本皮の、ネッチリとしながら口の中でとろける食感とを合わせてこの価格だから実にお値打ち。

「肉のうまみである赤身とともにぜひ皮のうまさも知ってもらいたい」という松本代表のサービス精神だ。

仲卸ならではのこだわりをあらわしているのが、刺身はすべて全解凍で出していること。よくある半解凍のルイベ状のものは一切あつかわない。「管理から解凍の際の下処理の差が、鯨を全解凍の生で出せるか出せないかの決め手になります。

しっかりと下処理すればイヤナ匂いは一切ありません」と松本代表は胸を張る。その証拠に、刺身の薬味はショウガのみでニンニクはつけられていない。「ご要望があればニンニクもお出ししますが、ショウガだけで食べられるのがうちの鯨の自慢です」と松本代表。

日替わり小鉢のほか大盛り無料のご飯とおかわり自由のみそ汁がつくので満足度の高いランチになる。

●鯨に対する先入観が変わるはず
このほか「鯨カツ丼」600円や、各種のカレーメニューなどで鯨をさまざまに食べることができる。変わったところではデザートに「くじらアイス」500円なるオリジナルメニューも。

これは、鯨から抽出した抗酸化作用のあるアミノ酸「バレニン」を粉末にして吸収作用で相性のいい黒ごまをトッピングしたもの。

筋肉繊維維持のほか疲労回復にも効果があるため、近年ではトップアスリートにも活用されている栄養素なのだとか。

店頭では揚げ物など半製品の販売のほか個人でも求めやすい分量で鯨肉のパック売りもしている。「捕鯨が国際ニュースにもなる昨今ですが、沿岸捕鯨の伝統を守る上でも鯨はもっと消費されていいものです。料理店だけでなく自宅の食卓でも十分に楽しめる食材だということをアピールしながら、築地の盛り上げにも一役買えれば」と、松本代表は市場移転後もにらみながら熱く語ってくれた。

【店舗データ】
店名:鯨の登美粋(くじらのとみすい)
所在地:東京都中央区築地4-10-17
営業時間:10:00~14:00
※ディナータイムは4名の予約から対応
定休日:無休
HP:なし
メニューはすべて税込価格

【その他メニュー名 価格】
・鯨立田揚丼650円
・鯨カツカレー700円
・鯨カットステーキ丼1300円

※この記事は2014年06月28日に公開されたものです

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