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平行四辺形で握りやすさアップ!芝浦工業大学と柏洋硝子が「開けやすいデザインのガラス瓶」を開発

持ちやすく開けやすい平行四辺形のガラス瓶

芝浦工業大学は2014年5月26日、同大学のデザイン工学部デザイン工学科の橋田規子教授が柏洋硝子株式会社と共同で、ふたを開けやすい新しい形のガラス瓶を開発たと発表した。平行四辺形にデザインされた瓶は力が入れやすく、力の弱い高齢者や女性、子どもなどにも開けやすいユニバーサルデザインとなっている。

霧で目隠しする“ガラスの家?が幻想的!

近年、ペットボトルの普及とともにガラス瓶の需要が減少しているが、柏洋硝子では耐熱性・衛生面ですぐれ、高級感もあるガラス瓶のよさを市場に再認識させるために、橋田教授に依頼し、今回発表のガラス瓶を開発した。

橋田教授はガラス瓶のデメリットである「開けにくさ」を解消するために15種類の既存品を用い、20代から80代の男女に瓶を開閉させ、アンケートを通して「開けやすさ」「持ちやすさ」の感性評価を行った。これらを通して、本製品は握った時に手にフィットする持ちやすい形状を持ち、かつ口から胴体までなめらかにつながっている開けやすい形状を持つに至ったという。

また瓶本体の形状は平行四辺形で、握った時に力が入れやすく、さらに開けやすいデザインとなっている。この瓶のデザインの意匠登録は柏洋硝子が行っており、今後はジャムや佃煮などの瓶として商品化へ向けて展開する予定であるという。

(エボル)

※この記事は2014年05月26日に公開されたものです

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